これなら続けられる「適塩」生活!マヨネーズやドレッシングで簡単に
無理なく健康維持に役立つ食生活を提案する、キユーピーグループの「食と健康推進プロジェクト」。グループ内の健康な食生活につながるさまざまな商品や活動をつなぎ、社内外の方々とともに新たな食の提案に結びつける活動を進めています。今回は、プロジェクト活動の一つである「適塩(てきえん)」について、メンバーの伊藤 裕子と仁田 友香に聞きました。
日本人一人あたりの一日の食塩摂取量の平均値は厚生労働省が定める目標値の7gを上回り、健康に関するさまざまなリスクを高めています。
その課題を解決する鍵になる「適塩」とは?
一人ひとりに適した食塩量により、おいしく食べる「適塩」
仁田「年齢、性別、活動状況、疾病の有無などにより適切な食塩摂取量は異なります。キユーピーは『一人ひとりに適した食塩量により、おいしく食事をすること』を『適塩』と呼び、提案しています」
伊藤「食塩に含まれるナトリウムは必須ミネラルの一つ。体内の水分調節に重要な役割を果たしますので、極端に食塩を減らせばよいわけでもありません。運動時や炎天下の作業時など、状況によっては適度な塩分補給が必要です。一人ひとりにあった無理のない適塩生活をおすすめしています」
仁田「減塩というと、食塩量の厳しい制限やうす味など、義務や我慢というイメージが強くなってしまうと感じています。そうではなく、いつもの食生活の中で手軽に『適塩』が実現できれば無理なく自然に続けられるのではないかと考えています」
「適塩」には、カリウムを多く含む野菜をサラダにして
伊藤「適塩のためには、まず野菜を多く食べること。野菜に含まれるカリウムは、とりすぎたナトリウムを体の外に排出してくれます。野菜をたくさん食べることが適塩につながります。※」
※腎機能が低下している方などは、カリウムの摂取をコントロールしなければならない場合があります。
仁田「キユーピーは、野菜をサラダとして食べる文化やトレンドを広げ、サラダをおいしく食べていただくことに長年取り組んできています。その軸になるのは、マヨネーズやドレッシングの味づくりです。マヨネーズやドレッシングは、舌で感じる5つの基本味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)だけでなく、香りや食感、コクなどを整えて仕上げていますので、かけたり和えたりするだけで生野菜をおいしく召し上がっていただけます」
伊藤「日本人の野菜摂取量は目標より70g少ない状況ですから、普段の食事にサラダを一皿プラスして、積極的に野菜を食べてほしいですね。特に水菜やサニーレタス、小松菜、にんじんなどはカリウムを含んでいます。小松菜にはアクが少ないので、実は生でサラダとして食べていただくのもおすすめですよ」
マヨネーズやドレッシングを調理で活用し、おいしく「適塩」!
仁田「適塩は調味料の使い方の工夫でも実践できます。厚生労働省の調査では、日本人の食塩摂取の7割が調味料からとされています。日本の伝統的調味料など、塩分で保存性を高める食文化が根付いているからとも考えられているので、調味料を工夫していくことも大切なのです」
伊藤「でも、忙しい毎日、調味料の量を抑えつつ全体の味を整えるのはなかなか難しいものです。マヨネーズやドレッシングは他の調味料よりも食塩相当量が少なく味のバランスが整えられています。少ない量でも香りやコクが加わって、食塩摂取量を抑えつつおいしい味づくりに役立つのです」
仁田「マヨネーズを鶏のから揚げの下味に使うと肉がジューシーになるだけでなく、食塩を通常より4割も減らせます。『鯖(さば)の深煎りごまドレッシング煮』という意外なレシピもおすすめ。鯖の味噌煮より7割近くも食塩を減らして、深煎りごまの風味豊かな一品になります。社内食堂で提供したら、社員から『意外な使い方とおいしさにびっくり!』という声も。今まで使用していた調味料の一部をマヨネーズやドレッシングに置き換えることで『おいしい料理、実は適塩』という無理のない提案をすすめていきたいです」
社内外とタッグを組んで実現していきたい
食と健康推進プロジェクトは、さまざまなバックグラウンドを持った従業員が得意分野を生かして推進していますが、さらに社外の人たちとの連携も必要です。
伊藤「お客様に情報をお知らせするには、幅広い社外の方々との連携が不可欠。厚生労働省が企業、大学・研究機関、行政との連携により立ち上げた『健康的で持続可能な食環境戦略イニシアチブ』に当社も参画し、適塩を推進しています」
仁田「暮らしの中の身近な存在との連携も大事ですね。各地方の自治体、全国展開をしているスポーツジム、外食・中食関連の方々など、私たちの想いや活動に共感してくださった皆様とも連携しさまざまな場面で適塩の提案をしています。キユーピーグループには健康な食生活につながる商品や活動がたくさんあります。私たちのプロジェクトがそれらをつなぎ、社内外の『仲間づくり』と提案活動を進めたいと思っています」
「健康であり続けるための食」への想い
伊藤と仁田は、ふたりともキユーピーの研究開発で介護食、医療食を担当していました。そうした背景から「食と健康推進プロジェクト」の活動を通して実現したいことがあると言います。
仁田「私は学生の頃から栄養について学び、健康に関わる仕事がしたくてキユーピーに入社しました。入社後は介護食の商品開発などを通じて、老人ホームや介護の現場にも関わり、食事を楽しんでいただくための提案なども行っていました。そうした中で、生活習慣病などの疾病が発生する前に、私たちにできることがあるのではないか、と感じるようになり、健康で居続けるための幅広い食生活への貢献に挑戦したいという想いが強くなりました」
仁田「健康でいるうちはそれが当たり前で、なかなかその大切さに気づけないことが多いと思います。食塩のとりすぎは、特定の疾病の人が気にしていれば良いと思われていることが少なくありません。血圧は歳をとってから急に上がるものではなく、若い頃からの食塩の過剰摂取も影響するため、毎日の食生活の中での無理なく自然な継続が非常に大切なのです。毎日続けるには、おいしいことがとても重要。おいしい!と感じると幸せになれますよね。私たちは創意工夫することで、健康に配慮しながら幸せもお届けできる存在になりたいと思っています」
伊藤「食事をおいしく食べ続けるということは、生きていく上で非常に重要なことだと考えています。私たちは食品メーカーですから、おいしいものを食べることが好きな従業員ばかりです。だからこそ、健康でいたいし、おいしさは諦めたくない。その想いを実現するために貪欲に取り組み、お客様に提案していきたいという想いが強いのだと感じています。
今後も『適塩』に限らず、私たちが提供している商品や強みとしている素材のさらなる付加価値を見つけ出し、健康であり続けるための食を探求していきたいです」
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2024年1月公開
※内容、所属、役職等は公開時のものです
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