「好き」や「得意」を活かせる場を提供したい!公認会計士がアーティストとコラボして創り上げたアート&ミュージックイベント「金魚たちの夏祭り」の舞台裏
好きや得意を活かしていきたい人のために、一歩踏み出す場・同じような想いを抱く人とのつながりの場を提供する、つながるサポート株式会社、通称”つなサポ”。代表の矢野は、別会社にて、公認会計士としてコンサルティング業を営む傍ら、つなサポでの場づくり事業にも挑戦しています。
今回は、2023年夏につなサポが企画・運営会社として携わり、推定来場者数約2~3,000名と大盛況のうちに閉幕したアート&音楽イベント「金魚たちの夏祭り」のエピソードをもとに、士業ながら場づくり事業も手がけるその想いについて、代表の矢野自らお伝えします。
「チャレンジしたいことがある、だけどなかなか一歩が踏み出せない」
この記事が、そんな想いを抱いている方々の一歩踏み出すきっかけになれれば幸いです。
社外のコミュニティという普段と違う場での活動が起業につながった原体験から、「場づくり」・「きっかけづくり」事業に取り組み始める
好きや得意を活かしていきたい人のために、一歩踏み出す場・同じような想いを抱く人とのつながりの場を提供することをミッションとしている”つなサポ”。そもそも、つなサポがこのような「場づくり」・「きっかけづくり」にこだわっているのは、私、矢野の原体験によるところが大きいです。
私は、過去に、公認会計士が何千人と所属している監査法人というところで仕事をしていましたが、今では、会社の経理を効率化するコンサルタントとして独立しています。もともと、便利なツールを扱うのが好きで、ツールを活用して作業を効率化することが得意だったのですが、それが今では自身のコンサルタントとしての強みとして仕事ができています。
起業のきっかけとなったのは、社外のコミュニティ。
普段、仕事をしている環境とは別の場で活動することで、日々何気なくやってきたことが、実は自分の得意なこと・強みとなることにあらためて気付くことができました。ポイントは、「普段と違う環境」ということだったと思います。普段とは違う環境で、普段とは違う方々と接するなかで、より自分を客観視できたことがその気付きにつながったのだと実感しています。
そして、そんな場を自分自身も提供できるようになれたら良いな、という想いを抱き、コンサルティング業を営む傍ら、2017年につながるサポート株式会社を設立、「場づくり」・「きっかけづくり」事業にも取り組み始めました。
創立1周年イベント「唄うようにしごとをしたい」
シンガーソングライター・LucaLandさんとコラボし、
音楽とワークショップで来場者に「一歩踏み出すきっかけ」を提供
コロナ禍での活動に悩むアーティストたちに活躍の場を!アート&ミュージックイベントを始動させる
そんなつなサポで、昨今、最も力を入れて取り組んでいる企画のひとつが「金魚たちの夏祭り」、2021年に始まったアート&ミュージックイベントです。このプロジェクトは、まさに、弊社がミッションとして掲げている「好きや得意を活かしていきたい人に、一歩踏み出す場・きっかけとなる場を提供する」を体現するものです。
主催メンバーは、シンガーソングライターのLucaLandさんとmo.kaさん、そして、弊社代表で公認会計士・税理士の矢野裕紀。「きっかけを提供したい」士業と、「きっかけをつかみたい」アーティストの異色のコラボレーションによって生まれました。
この物語のスタートは、2020年。
当時は、コロナ禍のまっただ中。緊急事態宣言で家から出られず、人と触れ合うこともできず、大好きな音楽活動が全くできない状況で、どうやって生きていったらいいのだろうと自問自答する日々を送っていたシンガーソングライターの2人は、かつて一緒にステージに立ったことがあるライブハウスが、コロナ禍の経営難を乗り切るためにクラウドファンディングを始めたことを知ります。2人は大切な場所を守るため、SNSで自身のファンにも支援を呼びかけました。
兼ねてからLucaLandさん、mo.kaさんの音楽にパワーをもらってきた矢野は、この2人の呼びかけに気付き、自分も何かできることはないかと考えた結果、クラウドファンディング支援を決意。リターンとして、ライブハウスの1日使用権を得ることとなりました。
当時は2人の音楽を客席から聴いている1人のファン、という立場の矢野でしたが、コロナ禍で身動きが取れず悩んでいる2人を目の当たりにし、勇気を出してこのライブハウス使用権の提供を申し出たことにより物語は動き始めます。
2020年10月、ライブ開催を目指して3人はミーティングの機会を設けました。その中で矢野は、LucaLandさん、mo.kaさんから、「まだまだ先行きが見通せない状況で、ライブを開催してもお客さんが集まってくれるか不安」ということを聞き、自分にもさらに何かできることはないかと考えた結果、自らの得意分野である“オンライン”での活動を提案。(※矢野は別会社にて、オンラインツールを活用した企業経理の効率化コンサルティングを行っています。)
さらに、2人の「自分たちのように、どうにも動けずに悩んでいるアーティストがたくさんいるはず。できることならそんなアーティストたちみんなで手を取り合って前に進めるようなことがしたい」という想いを起点に、単発のライブではなく、長期間、多くのアーティストが関わるプロジェクトにしていこう、ということで話が進んでいきました。
一度はあきらめてしまった「夢」にまつわるキーワードがコンセプトに ~「金魚たちの夏祭り」誕生の瞬間~
プロジェクトのコンセプトを考える中で、話題は夢や目標の話に。
mo.kaさんの小さい頃の夢は、「金魚になる」こと。キラキラと自由に泳ぐ姿に憧れ、自分もあんな風に自由に美しく泳ぐ金魚になりたいと思っていたけれど、大人たちの反応を見て、自分は金魚にはなれないのだと悟ったと言います。
一方、いつか音楽と様々なアートを融合させて作り上げる移動式テーマパークを作りたいという目標を掲げ活動していたLucaLandさんは、コロナが流行る直前まで準備を進めていたアート祭の開催を、緊急事態宣言によって断念せざるを得ない状況でした。
そんな2人の、一度はあきらめてしまった夢や目標、「金魚」と「アート祭」というキーワードから、「アートと音楽の力で、誰もが金魚のようにキラキラと自由に泳げる世界へ変えていけるようなイベントを開こう!」と話が盛り上がり、ここに「金魚たちの夏祭り」が誕生しました。
このコンセプトは、後に2人が共同で作詞作曲したテーマソング「とうめいなきんぎょ」の歌詞の一節にも表れています。
ゆっくりと手を取り合って
水面に夢を描こう
あなたとならなにも怖くない
自分を信じられた時
初めて自由になれると
気づいたから
私らしく泳いでいこう
バーチャル空間での夏祭り開催(2021,2022年)
「誰もが自由に活動できるようなイベントにしたい」、そんな2人の夢を応援すべく、矢野は自身の事業でも活用を始めていたバーチャル空間「ovice」の利用を提案。ovice上にイベントスペースを開き、そこにLucaLandさん、mo.kaさんのアイディアを加えながら、様々なジャンルのアーティストが作品を出展できる展示場、オンラインでトークショーができるステージ、オンラインショップからお取り寄せができるバーチャル屋台村、イベントオリジナル商品が購入できるグッズショップを設置しました。
2021年、2022年と2年間にわたり、コロナ禍で活動の場が制限されてしまったアーティストの皆さんに、再び動き出すきっかけをつかむことができる場、全国のアーティスト仲間やアートファンとつながることもできる場を、バーチャル空間にて提供することができました。
2021年のバーチャル夏祭りの様子をまとめた動画。
コロナ禍で、なかなかリアルで集まれない中、oviceでミーティングを重ね、
アーティストの皆さんがそれぞれの自宅で録画・録音して完成させてくれた
テーマソング「とうめいなきんぎょ」
また、2021年のフィナーレには、このプロジェクトのきっかけとなったライブハウス・SHIBUYA TAKE OFF 7さんでの配信ライブ、2022年のフィナーレには、板橋ファイト!さんにて、音楽ライブとアート作品展を融合させた配信ライブを開催。コロナ禍でも、アーティストの皆さんがさらに躍動するサポートができました。
2021年配信ライブのダイジェスト
2022年配信 Music Live & 作品展(全編)
ついに舞台はエンタメの街・下北沢に!「私らしく泳いでいこう」を合言葉に開催した初のリアル夏祭りは大盛況(2023年)
2021年、2022年と、バーチャル会場をメインとして開催してきた金魚たちの夏祭り。コロナの影響も収まってきた2023年8月には、バーチャル会場での作品展も開催しつつ、初のリアル会場での夏祭りも開催しました。
会場には、アートや音楽、演劇やお笑いなど、様々なエンターテイメントが集結し、それらに関心のある人々が多く詰めかける下北沢の地を選定。どんどん新しい施設ができ、日々進化し続けている下北沢と、バーチャルの世界から泳ぎ出し、これから世の中でさらに活躍していくアーティストたちを重ね合わせ、この街を選びました。
当日は、一風変わったアーティスティックな縁日、お祭りを華やかに彩るアートオブジェの展示、アーティストたちの作品を実際に買うことのできるマルシェやワークショップ、お祭りを盛り上げるキッチンカーや、ステージでの大道芸、音楽ライブなど、多彩なジャンルのアーティストたちが自分らしさを表現するためエンターテイメントの街・下北沢に集結。単なる夏祭りに収まらない、大人から子供まで楽しめるアートな空間をつくりあげました!
夏祭りのキャッチコピーは「#私らしく泳いでいこう」。開催初年度から大切にしているこの言葉に、「金魚たちの夏祭りを通じて、ひとりでも多くの方に、自分らしく生きていけるきっかけをつかんでほしい」という想いを乗せました。
好きや得意を活かして自分らしく生きることを体現するアーティストさんたちが創り上げてくれた夏祭り、来場者の皆さまも心動かされたものと思います。
結果として推定来場者数2~3,000人の大規模なイベントとなり、「好きや得意を活かしていきたい人のために、一歩踏み出す場・同じような想いを抱く人とのつながりの場を提供する」という弊社のミッションも体現できたものと実感しています。
2023年夏祭りのダイジェスト動画
これからも好きや得意を活かしたい人のために「一歩踏み出せる場・つながりの場」を提供していきたい
2021年にバーチャル会場からスタートし、2023年には大規模なリアルイベントを開催することができた金魚たちの夏祭り。
イベントや場づくりに関して、ほぼ未経験の状態から立ち上げたため、大変なことも多々ありました。しかし、たくさんの方々のサポートを得ながら、そして、たくさんの関係者の皆さまのチャレンジを融合させながら、このような場づくりができたことは、弊社としても自信につながりました。
つなサポでは、この経験を活かして、これからも「きっかけはつなサポから」をキーワードに、「好きや得意を活かしていきたい人のために、一歩踏み出す場・同じような想いを抱く人とのつながりの場を提供する」ことをさらに加速させたいと思います。
これからのつなサポにもぜひご注目ください!
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【金魚たちの夏祭り/スポンサー・協賛】
2021年:アカウンティングサポート株式会社、生駒智彦税理士事務所、ご不浄ランド、株式会社シャベリーズ、合同会社そらとひかりアカウンティング、tamako☆design、Happy、矢野会計事務所、ゆみだるまダイアリー
2022年:アカウンティングサポート株式会社、やのナビ、生駒智彦税理士事務所
2023年:アカウンティングサポート株式会社、やのナビ、生駒智彦税理士事務所、イベントコミュニティ立川ホーカーズ、合同会社平田プロモーション、パーソナルトレーニングジムEXE、BRB TANTALUS FC
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