生放送中に離れた場所から動画を切り抜きできる「StreamSync」。現場担当の相談から始まった、実用性を高める技術と工夫。
株式会社ネクフルは「動画配信でしたいことは大体、できます」のコピーのもと、2011年の創業から動画を使ったシステムを専門としています。余計な機能が入らないことで安価な提供を可能にするため、お客様のご要望に合わせて必要な機能を構築・提供しています。
この度、ライブ配信中の動画を切り抜きできるサービス「StreamSync(ストリームシンク)」をリリース致しました。クラウドでどこでも使用できること、シンプルな機能で誰でも使えること、映像の鮮度を失う前にすぐに活用できること、不定期での配信を考慮した単発での価格体系など、実際にいただいたお客様の声が詰まった製品です。
このストーリーでは、製品開発に至った経緯と、新サービスの魅力をお伝えします。
ライブ配信中の映像をクラウド上でクリップできる「StreamSync」
StreamSyncはライブ配信中(生放送中)にシークバーを動かし、IN点OUT点を指定するとその範囲がダウンロードできるサービスです。
【StreamSync特設ページ】https://necfru.com/streamsync/
従来、ライブ配信した動画をクリップするには、動画を一度ローカルに保存してから編集ソフトを使用する必要があったため、生放送の終了後にしか編集ができず、素材のライブ感を活かすことができませんでした。
また、パソコンのスペックや編集ソフトの導入などの費用、担当者に求められる技術など様々なコストが掛かっていました。
StreamSyncは、クラウド上で極めて簡単なUIで完結でき、リアルタイムに近いスピードでライブ動画をクリップし拡散させることができます。
始まりは、日本中に100近く存在する公営競技場に直接出向いて編集を行う動画担当者の負担を減らすために
元々はクラウド上でダイジェスト動画をすぐに作りたいというニーズから開発が始まりました。
競馬・競輪などの公営競技の動画制作担当の方が、競技場の現場でレース後に動画編集ソフトで動画を切り取り、複数のシーンを繋げ合わせダイジェスト動画を作る運用をされていました。そのため担当の方は日本中にある競技場へ毎回出向き動画を作らなければなりませんでした。
自宅で作業ができれば大変なコスト削減になるのものの、レース映像をクラウドストレージで共有するのは時間がかかり過ぎ、尚且つクラウドで利用できる動画編集ソフトは高額であると話が進まない状態だったため弊社に相談が寄せられました。
では映像をリアルタイムに近いライブ配信で家で確認しながら、使える場面をクリップ、複数のクリップ映像を並び替えて繋ぎ合わせる、というサービスがあれば便利なのでは?とのお話合いが開発に至った経緯となります。
その後公営競技のクライアントは他の理由でまだサービスインができておりませんが、他社様と「最近こんな仕組みを作りまして」と話した時にこのクリップ機能のみ使いたいとお声がけいただき、サービスとしてローンチすることになりました。
製品イメージ動画
サービス化に向けての課題と調整、競合優位性の確立
最初、短い時間のライブの際は問題なかったのですが、1時間以上のライブ映像をクリップしようとすると指定したポイントとクリップした動画がずれてしまい長尺ライブになればなるほど指定ポイントと動画がずれることが判明しました。公営競技のレースは長くて数分で終わるため盲点になっており、長尺の会見や試合などで利用した際に判明することになりました。
UIでの指定ポイントとサーバー内での動画の尺をうまく合わせることや、加えてライブ映像のチャンク(秒)のずれが複雑に絡み合っており、ずれないようにするのに多少の時間が必要でした。最初のお客様となる会社のご担当者様には根気よく待っていただけ、上記の「使いたい」とお声がけいただいた時から2ヶ月ほど経ち無事ローンチができました。
誰でも、気軽に、使えるように。UIと価格へのこだわり
こだわりは“誰でも使える“こと。そのためあえて超絶シンプルなUIにしました。
効果はあり、初見でITリテラシーに自信のない現場担当の方でも使い方の質問はほぼ無しでお使いいただいております。
それと“気軽に使える“こと。StreamSyncは3時間5000円という安価で利用できます。これは他社の類似サービスより80%以上の値引きに成功しています。さらにスポット利用が可能で導入リスクを圧倒的に抑えられます 。
シンプルな機能だからこそ、仕様用途は広域にわたる
お客様はStreamSyncでクリップした動画をできるだけ早くSNSでシェアしたいというご要望をお持ちの方が多く、弊社では各種SNSに動画を一括で投稿できるツールもサポートしています。
今行われているライブ配信の動画をクリップし、リアルタイムに近いスピードでSNSに展開することにより、ライブ中の1時間内で3,000名以上のフォロワー獲得の事例も見られ、お客様には非常に喜んでいただいております。
利用層としてはスポーツの試合、記者会見などの報道、TV番組やイベントなどを行なっている法人。SNSマーケティングを行っている法人もターゲットです。
映像制作は権利元からの依頼先となる映像制作会社が担うことも多いので、代理店としてそれ等の会社に販売していただくことも可能です。
StreamSyncは無料お試しも可能ですので、皆様の動画配信がより良いコンテンツとして多くの方に認識していただくお手伝いをさせていただければ幸いです。
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