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自分に素直に誠実に。はたらく未来をこの手で切りひらく ―新卒採用担当者インタビュー

著者: パーソルホールディングス株式会社

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指すパーソルグループ。2025年4月の入社を見据え、今年もIT職を中心に新卒採用が開始されました。今回はパーソルホールディングスの新卒採用を担う山﨑に、自身のキャリアや新卒採用担当者としての思い、そして今年度の新卒採用方針と重視するポイントについて聞きました。


パーソルホールディングスが運営するWebメディア「TECH DOOR」では、パーソルグループ内で取り組んでいるITプロジェクトを紹介しています。本記事と併せてぜひご覧ください。

予期せぬ異動がキャリアの転機に。人事で本気で向き合う覚悟でパーソルホールディングスへ

―まずは、山﨑さんのこれまでの経歴からお聞かせください。

私は2013年に新卒で専門商社に入社し、物流部、人事部、営業部で経験を積みました。専門商社に入社したきっかけは、海外で仕事をしたいと思ったからです。ただ、実際に配属されたのは海外勤務ではない物流部。ここで中国の物流会社と関わりを持ち、通関から納品まで幅広い業務を経験させてもらいました。

―その後、人事部に異動になったのですね。

突然の異動だったので驚きましたが、当時若手社員が人事部に異動になるケースは珍しく「いいチャンスかもしれない」と思ったんです。人事経験はないものの、学生と一番年齢が近いという強みを活かし「新卒が楽しんではたらけるような会社にしていこう」と意気込みました。


実際異動してみると、人事部の仕事は自分にすごくフィットしていると気づいたんです。私は昔から人前で発表したり話したりするのが好きなのですが、人事部はインターンや会社説明会などの担当としてそのような機会が多くあります。また、学生のキャリアに真剣に寄り添い、その成果が内定承諾という形で得られることに大きなやりがいを感じました。

―パーソルホールディングスへの転職も、人事部での経験が大きく影響したのでしょうか?

人事を本気でやりたいと思っていたタイミングで再び辞令が出て、営業部に異動することに。「今は営業ではなく、人事の仕事を極めたいのに…」となり、初めて転職を考えるようになりました。しかし、その当時は自分のキャリアについて本気で向き合えておらず、今後のキャリアの方向性について行き詰まっていました。そんなときに出会ったのがパーソルホールディングスでした。


選考時に面接官の方から聞いた「人事としての考え方」にすごく共感したんです。また「はたらいて、笑おう。」というスローガンを体現しようとしている姿に感銘を受け、「この人たちと一緒にはたらきたい」という思いを強く抱きました。また、選考を通して自分が人事担当者として、どうなりたいのかがより鮮明になり「本気で人事に向き合うならこの会社だ!」と感じ、入社を決めました。

学生にも自分自身にも、誠実に向き合うからこそ感じられるやりがい

―現在の役割について教えてください。

現在私は、新卒採用、経験者採用、人材開発という3つの領域を担当しています。新卒採用は、企画から入社後の内定者研修までを主に担当し、経験者採用は入社後のフォローを行っています。また、人材開発では社員600名が受ける研修の企画などを担当しています。

―業務を進める上でやりがいに感じる瞬間を教えてください。

学生のキャリアに寄り添えていると実感できるときに、大きなやりがいを感じます。私が学生一人ひとりと一番深く関わる内定者期間における研修では、企業側が伝えたいことを一方的に伝えるのではなく、内定者との対話を大切にしています。


そのため、企画段階からこだわり、過去に研修を受けた新卒社員にヒアリングを実施。「研修では、いわゆるその場にフィットするような“正解”を言うのではなく、人生の棚卸しや他者との対話を通して自分の価値観を知り、さらにそれを自分なりに言語化できるようになること・他者と自分との差異を受け止められるようになること」を目指して徹底的に考え作り上げました。研修を通して、少しずつ内定者の個性が見え、一緒にキャリアについて考えながら関係性が構築できるのはすごく楽しいですし「一人ひとりに寄り添えている」と実感できます。

―山﨑さんが仕事をする上で大切にしている価値観はありますか?


どんなときでも「誠実」であることですね。誠実という言葉は、パーソルグループの行動指針の1つでもあり、入社当時からすごく好きな言葉です。クライアントや学生、はたらく仲間と誠実に向き合い続けることで、より高い価値を発揮できると考えています。


また、私は誠実という言葉を「正直」とも捉えています。前職での経験や転職活動を通し、自分自身に正直でいることの大切さを痛感しました。自分らしくはたらくためにも、自分の気持ちには常に素直に、正直でありたいと思っています。

25年度の新卒採用テーマは「専門人材の拡充」

―2025年4月に入社する学生へ向けた新卒採用が開始されたそうですね。今期の採用予定人数や募集職種を教えてください。

今年度は、テクノロジー職種、法務、財務、総務を募集します。テクノロジー職種は最大で10名、財務は2名、法務と総務はそれぞれ1名ずつを想定しています。総務に関しては、今年度から初めて新卒採用を実施することになりました。


今期の採用テーマは「専門人材の拡充」。パーソルホールディングスの新卒採用は職種別に実施しているので、大学での専攻や学びを活かしたキャリアを1年目から描ける点が強みです。その強みを活かし、今年度は各分野のプロフェッショナル、その素質を有している学生の採用を強化したいと考えています。


特にテクノロジー職種については、文系理系を問わず、テクノロジーへの素地をさらに求めた採用を行っていきたいと考えています。パーソルグループの中期経営計画2026においても、「テクノロジー人材・組織の拡充」が大きなテーマであるため、テクノロジードリブンを加速させていくためにも、より即戦力となる人材採用に重きを置いています。

―経験やスキル以外では、どんな要素を重視されていますか?

論理的思考力とコミュニケーション能力、成長意欲です。成長するためにただやみくもにインプットするのではなく、どうすれば最短でゴールに辿り着けるのかを考えながらPDCAを回せる方にぜひ入社いただきたいと思っています。


選考時に見ているポイントとして、グループワークでは、論理的に考え正しく周りに伝える能力があるかどうか、自分の意見だけではなく相手の意見にどれだけ寄り添えるかを重視しています。面接では、過去から学ぶ意欲があるかを確認するため、PDCAを回した具体的な経験を伺うようにしています。

―パーソルホールディングスの新卒採用の特徴について教えてください。

当社の選考は、面接官が学生を一方的に評価するのではなく、一人ひとりにしっかり寄り添うことを大切にしています。

テンプレ通りの質問だけではなく、これまでの経験やキャリアの希望などをしっかり深掘りし、面接後にはフィードバックも実施しているんです。


そのため、内定承諾の際に「面接が決め手だった」「面接官に惹かれた」という言葉をいただくことが非常に多いです。私も面接官の推薦には携わっているので、面接の質には自信を持っています。

―これまでの新卒採用を振り返って、入社した人材はパーソルホールディングスのどこに魅力を感じていると思われますか?

はたらき方を自分で決められる点だと思います。当社では、「自分の“はたらく”は、自分で決める」を大事にしており、本人の希望する仕事やはたらき方を選べるようにしています。

そのための取り組みの1つとして挙げられるのは、1on1です。当社では、上司と部下が1対1で行う面談、いわゆる1on1を大切にしています。部下から上司に仕事やキャリアの相談ができることはもちろん、上司から部下へフィードバックやアドバイスもこまめに伝えるようにしています。自分がやりたいことを伝えやすいほか、自分の希望を実現するために今何をすべきかを明確にすることが可能になります。


また、当社にはジョブローテーションではなく希望制による社内異動制度があり、パーソルホールディングスはもちろん、パーソルグループ内で異動をすることが可能です。グループ全体で幅広い事業を展開しているため、キャリアの選択肢が多様な点も大きな魅力だと思います。実際、パーソルホールディングスに新卒入社し、他部署やグループ会社に異動した社員も数名いるんですよ。

―「自分の“はたらく”は、自分で決める」を体現し、活躍している社員の事例があれば教えてください。

入社2〜3年目でプロジェクトリーダーを任され、自分よりも社歴の長い社員をまとめたり、会社を代表してグループ各社と交渉をしたりする社員が複数名います。


活躍している社員の共通点は、物怖じしないこと。社歴や経験に問わず、どんどん前に進んでいく力を持っているように感じます。足りない部分は自ら勉強したり、資格を取ったり、能動的な人材が多い印象ですね。


特にテクノロジー職種の場合は、クライアントの課題を自分たちで発見し、それに合ったツールを提案していく必要があります。そのため、自ら動いていく力はとても重要な要素です。

取り繕うのではなく、ありのままの自分に合う会社を見つけてほしい

―今後、山﨑さんがパーソルホールディングスで実現したいことを教えてください。


昨年末に、人材開発の取り組みとして、社内で学びを活性化させるためのコミュニティ「みんなのパレット(略称:みんパレ)」を立ち上げました。直近の目標は「みんパレ」を活性化させること。社員同士で学びを共有し合うことで、リスキリングや学びをもっと身近に感じてもらえれば、組織としても大きな進歩になると考えています。学びという観点から「はたらいて、笑おう。」に寄与できるとうれしいですね。


また、今後は採用の経験を活かして新しいことにも挑戦していきたいです。最近だと「早い段階からキャリアについて考える機会を持ってほしい」という思いから、小中学生のキャリア教育支援を始めました。現在は、パーソルホールディングスの部活動としてやっているのですが、別の形で何かできないか模索している段階です。

―これからパーソルホールディングスを目指す新卒学生に対してメッセージがあれば教えてください。

内定が欲しいからと企業に合わせようとするより、自分がどうありたいか、自分の思いや考えを大切にしてほしいです。私自身、自分に正直になることで本当にやりたい仕事、入社したい企業に出会えました。ありのままの自分で内定を得た企業であれば、きっと入社後も楽しくはたらけて、活躍できるのではないでしょうか。だからこそ、まずは自分自身がどんな人間なのかをしっかりと内省し、自分に合う会社を見つけてほしいと願っています。


※2024年2月時点の情報です。


パーソルホールディングスが運営するWebメディア「TECH DOOR」では、パーソルグループ内で取り組んでいるITプロジェクトを紹介しています。本記事と併せてぜひご覧ください。





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