亡くなった夫の遺骨を手放したくない!いつまでも一緒にいたい気持ちを大切に。自宅供養のための家具CoCoメモリアルⓇ開発秘話
株式会社Call-CoCoは、自社で企画制作したメモリアル家具「CoCoメモリアルⓇ」を販売しております。「CoCoメモリアルⓇ」は、大切な故人を身近に感じながら偲ぶことができる新しいタイプの祭壇です。宗教や宗派に関係なく、自由に祈りの気持ちを持てるというコンセプトが特徴で、現代のライフスタイルに合わせたシンプルでスタイリッシュなデザインが魅力です。
この商品を開発するまでには、最愛の夫を亡くして経験した妻の深い喪失感と再生の物語がありました。
遺骨を手放したくない
「CoCoメモリアルⓇ」考案した当社代表取締役有吉和枝は、10代で結婚し、夫婦二人三脚で事業を築き上げた創業者夫婦でした。会社も大きくなり、先に有吉が第一線を離れ、夫もそろそろ悠々自適の生活に、と思っていた矢先、病魔に襲われ、闘病生活が始まりました。有吉は、夫に最後まで住み慣れた自宅で過ごさせてあげたいと、自宅での闘病生活支えましたが、必死の看病もむなしく、3年後夫は他界してしまいました。
盛大な社葬で多くの参列者に見送られながら夫は荼毘に付されましたが、葬儀が終わり遺骨となった夫と自宅に戻った有吉は、長い人生を共に過ごした夫の姿が突然消えてしまい、深い喪失感に襲われました。毎日夫の足音や気配を求めますが、声も聞けず、ただ記憶の中で夫を偲ぶことしかできず、寂しい日々を過ごしていました。夫は生前、墓地を購入していましたが、寂しがり屋だった夫を一人で暗く寒いお墓に入れることができず、通常なら納骨をする四十九日が近づいても、遺骨を手放す気持ちになれませんでした。
納骨しないという選択
納骨して遺骨と離れなくても済む方法はないものか、と考えた有吉は、インターネットなどで調べて、遺骨を自宅で保管することに法的な問題がないことを知りました。そこで、自分が元気なうちは、遺骨を自宅に保管して夫と一緒に過ごすことに決めました。そう決めると、遺骨を収納できる棚を購入し、台所からも見えるリビングに設置しました。これが最初のメモリアル家具でした。
棚の上には写真、位牌、眼鏡など夫の愛用品や好物を飾り、毎日お花やお水とお線香をあげ、夫に話しかけることで心が落ち着いていきました。家族や友人も自然に手を合わせ、夫との思い出を語り合ううちに、リビングの遺骨棚は家族や友人が集う場所となり、悲しみも少しずつ癒えていきました。
創業者魂復活!70歳、たったひとりで会社設立、商品化へ
少しずつ元気を取り戻した有吉は、大切な人を亡くした悲しみは誰もが同じだと気付きました。様々な事情で納骨できない方々が多くいるはずです。ふつふつと根っからの創業者魂が膨れ上がり、自分と同じような想いを抱えた人が、自宅で大切な人を偲ぶ場所を提供するため、メモリアル家具を商品化することに決めました。
夫と築いた会社は全くの異業種、社長はすでに娘が引き継いでいるので、有吉は自分で会社を設立し、商品開発に動き始めました。縁のあった木加工の工房にイメージを伝え、設計、試作を繰り返しながら、「CoCoメモリアルⓇ」が誕生しました。
有吉の思いが詰まったメモリアル家具「CoCoメモリアルⓇ」は、宗教や宗派に関係なく、自由に祈りの気持ちを持てる新しいタイプの祭壇です。和室でも洋室でもお部屋に馴染むデザインで、木目、ゴールド、シルバーの3色から選べます。3つのパーツに分かれるので、生活環境の変化にも対応できる設計になっています。
大切な人の供養の仕方は残された人が選ぶ時代
新型コロナウイルス感染症の影響で、葬儀の在り方は家族葬中心に大きく変わり、葬儀後の供養も多様化しています。海洋散骨や樹木葬、自宅での保管など、様々な供養のスタイルがあります。
亡くなられた方と離れがたい気持ちをお持ちの方には、「CoCoメモリアルⓇ」に遺骨を納め、大切な人を身近に感じながら、ゆっくりと時間をかけて悲しみを癒してほしいと思っています。当社の「CoCoメモリアルⓇ」が多くの方の支えとなり、前向きに生きていく力になることを心より願っています。
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