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STORYS.JPは、2013年2月に誕生しました。

エレベーター設備専門コンサルタント

著者: エレベーターマネージメント

エレベーターマネージメントはエレベーター所有者へ、安全とコストの両立された提案が出来るエレベーター専門コンサルティング会社です。


全国の年間エレベーター新規設置台数 21,000~24,000台 全国のエレベーター保守台数 750,000~780,000台 そんな中で30年以上経過した建物(バブル期)のエレベーターが老朽化に加えてその年代に製造、設置した保守部品の生産終了期を一斉に迎えています。


その為、エレベーターの主要な制御部分を新しい機器に入れ替えて保全の維持を図る必要があります。そういった大型の改修工事の実施検討には、設置された既存メーカーとメーカーを問わず保守管理と大型工事を請け負う、メーカーから独立したエレベーター保守専門の独立系保守会社から必要な情報、見積を取得して比較検討し工事後の保守管理と合わせて判断しなくてはいけません。


専門性の高いエレベーターを一般的に情報収集が困難な状況で比較検討するには、業界経験豊富で独立した立場のコンサルタントが消費者目線で助言、アドバイスできる存在が必要となってきています。

このような潜在的な市場ニーズに応えていきたい想いから、一般消費者向けでは例がない、エレベーターに特化した専門コンサルティング会社を開業いたしました。


本ストーリーでは、エレベーターマネージメントの創業背景と経緯、エレベーター業界の現状と課題、そして弊社が提供するサービスの詳細について紹介します。



エレベーターマネージメント 創業について

エレベーターメーカーの在籍経験として20年、エレベーター保守専門会社の在職経験は6年の計26年の現場経験のうち、エレベーターメーカーではシンドラー社、エレベーター保守専門会社ではSEC社になります。

2006年と2012年いずれもシンドラー社在籍時の人身事故発生の際には、あらゆるクレームの対応に奔走し、いかにエレベーターの安全性が最重要であるべきかを認識し、国内全メーカー保守対応のSEC社に転職、約600件のエレベーター保守、改修工事提案に携わりました。


早ければ新築から20年を過ぎると、エレベーターメーカーから制御基板関係の部品の生産が数年後に終了するので、改修工事の検討を所有者に打診されます。見積金額は数百万~数千万、工事中の1週間~10日間前後は利用不可だったりと大きな問題に直面するのですが、どう対処、対応、検討すればよいか特に分譲マンションの管理組合では議論すら進まないといった相談を前職で受けました。


分譲マンションでは区分所有法、マンション管理適正化法等特別な法律、ルールに基づいて管理組合を運営していかなくてはなりません。エレベーターの専門知識とそういった建物管理全般の対応も合わせて適材適所の提案の出来る存在になる為に、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士等の国家資格を取得し、マンション全般の偏りのないバランスの取れた保全計画を実践してきました。


60数件の引渡し物件については、満足度の高い評価とその後の保守管理についても安全安心の備わったコストパフォーマンスの高い管理実績があります。

より一層のエレベーター問題の解決に、独立した立場でより密接に寄り添った助言、アドバイスを目指して、この活動を一般社会に遡及していきたいと考えています


前例のないサービスを広く認知させるための挑戦。広告会社での経験を生かした販促活動。

まず、このようなサービスを生業とする会社は例がないので、広く認知してもらわなくてはなりません。サービスの概要を纏めたチラシを作成し自宅近辺の築30年以上経過の分譲マンションの管理組合ポストに1件、1件投函する事から始めました。それから比較的世帯数の多いマンションには管理組合理事長御中で数百件DM送付し、並行してウェヴ制作会社にホームページ新規制作を依頼、ネットに立ち上げました。


付き合いのあった管理会社やマンション管理士、エレベーター保守会社その他関連会社にも訪問、案内しましたが全く反応がありませんでした。

エレベーター会社の前は新卒で広告会社に勤務していたので販促、告知活動にはある程度自信がありましたが30年も前の話です。

今まで世の中にないサービスを1から始める厳しさ、難しさを痛感しました。


それからはほぼ毎日のようにエレベーターに関するちょっとしたお役立ち情報をホームページリンクブログに投稿したり、ありとあらゆる人脈を辿っての訪問案内を重ねて、少しずつ具体的な相談がいただけるようになりました。

一つの例では、エレベーターに固執せずに管理全般の悩みについて知り合いの管理会社と問題解決にあたり、先日やっとエレベーターリニューアル工事の検討に入る段階になりました。

二つ目では遠隔地の所有マンションのエレベーター管理に関する相談でしたが、管理者さんの話をヒアリングし現地調査、確認をした上で工事、管理に関する方向性を提案、助言したところ先方様からコンサルティングの報酬について申し出をいただきました。



その後も、あるマンション管理団体からエレベーターに関する説明、講演会のご依頼や、複数台数ある大規模世帯の団地エレベーター改修工事のオファー、個人オーナー様で複数棟所有されている賃貸マンションのエレベーター改修工事についての相談問い合わせ等、その他ネットでの問い合わせも定期的に入るようになりました。



マンション管理業界が迎える変革期とその要因。一般消費者が直面する保守管理・改修工事の選択難易度

現在、マンション管理業界を取り巻く情勢が変革期を迎えている事が挙げられます。バブル崩壊後の長い不動産不況からリストラが進み労働人口が減少し、3年前のコロナ禍で新築、計画修繕工事が保留、中止となり一気にコロナ明けで円安、インバウンドと市場に業界全体の対応が追いつかなくなっています。


特に専門性の高いエレベーター業界では半導体問題も重なり納期遅延問題が深刻化しています。加えてメーカー系保守会社と独立系保守会社の業界編成も進行しており様々な問題が交錯、複雑化して一般消費者の取得できる情報量では最適な保守管理、改修修繕工事の選択、判断が難しくなってきているのです。


過去に管理組合の理事長、修繕委員、一般区分所有者様から保守契約先のエレベーター会社、管理会社から部品が無くなるからとリニューアル工事の見積提案がなされても、見積金額の提示だけで工事の仕様内容について、説明を聞いても理解できないので組合内で協議検討する事が停滞してしまっている相談を多数受けました。



まず第一に現場訪問をしてエレベーター機械室、乗場周辺、かご内、建物敷地内の利用環境など調査して、過去の保守点検履歴、行政への定期検査報告書のデータを閲覧し、提案された見積仕様をベースに照会し、工事仕様を確定、相見積もりを取得し仕様比較表の作成と詳しくイラスト、写真を使って総会、理事会、住民説明会で全体で合意形成を目指す事により、満足度の高いリニューアル工事を実現する事のお手伝いをしてきました。

代表的な事例で油圧エレベーター所有者様から、メーカー系保守会社からは将来油圧式はなくなるからロープ式に入れ替えなければならない提案を受けたが、非常に高額かつ、工事期間も1か月以上となりその間エレベーターの利用ができない。


その他の手段はないのか?といった内容ですが、メーカー系以外の保守会社では逆に油圧式のまま制御機器を新しく入れ替えてリニューアルする事より部品供給問題、工期も1週間~10日間、工事コストもロープ式入替の約6割と会社によって大きく異なった対応となります。


油圧エレベータの事例はたくさん対応実績があり所有者様から本当に感謝していただきました。(エレベーターマネージメントHP 油圧エレベーターリニューアル事例)

もちろん、ロープ式に入れ替えるメリットもありますし、逆にロープ式に変えたいのに建物申請上入替不可の場合もありました。

その現場、その時に応じて最適な助言、アドバイスができる存在はこれからも必要とされるでしょうし、さらに求められる存在となるよう日々精進、尽力していきます。


リニューアル商品の生産調達と工事要員の不足問題。消費者にとっての比較検討の困難さとその要因。

  1. 部品供給者(メーカー)は新しい機種の生産体制を整備する為、古い機種の保守部品の生産ラインを廃止して事業効率化を図ったが、切り替える為のリニューアル商品の生産調達、工事要員が確保できない。
  2. 所有者は竣工時のエレベーター保守契約時に将来保守部品が無くなってしまう説明も受けていないので大規模、高額工事が発生する事等想定していなかったが、安全が損なわれるなら受け入れるしかないが相見積もりで比較検討する術をしらないので金額の妥当性について判断、決断できない。
  3. 以前はメーカー系保守会社と独立系保守会社は競合関係により相容れない存在だったが、大規模組織の独立系保守会社から地域密着型中小独立系保守会社が乱立し業界内の競争が激化し、ここ数年であらゆる組み合わせの業務提携、M&Aが進行。業界編成により複雑化により、消費者にとってさらに比較検討が困難な情勢となっている。

安全とコストのバランスを兼ね備えたパートナーとなることを目指して

エレベーターマネージメントは公平な立場で消費者、利用者様の立場で何よりも安全、安心とコストパフォーマンスをバランスよく兼ね備えたエレベーター保守管理の相談窓口としてのパートナーを目指しています(当社HPリンク)






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