〜全国28社125式場が賛同する、withコロナ時代の結婚式宣言〜 業界の垣根を超えて、宣言に至った背景と想い
花嫁の不安を“トキハナツ”式場探し「トキハナ」を運営する、株式会社リクシィ(以下 リクシィ)は全国の28社125式場と協力し、新型コロナ(COVID-19)騒動の中、今のタイミングで式場探しをされたい新郎新婦が安心して式場の“情報収集” “決定”をして、“当日”を迎えられる環境をつくり産業全体のアップデートにつなげるべく、「withコロナ時代の結婚式宣言」を発表致しました。
今回はリクシィ広報の佐志より、この宣言発表に至った背景や宣言にかける想い、そして今後の展望についてお伝え致します。
(https://tokihana.net/articles/12142/)
今、この状況下で結婚式を控える方が抱えている想いとは
新型コロナの影響は刻一刻と悪化の一途を辿り、
「不要不急の場合は自粛」「三密は避ける」というメッセージが強い威力を持って飛び交っています。
今この状況下において、結婚式を控える方は、どのような想いを抱えているのか。
話は2ヶ月前に遡ります。
「助けてください。」
新型コロナ騒動の中、弊社へ1通の悲痛なメッセージが届きました。
我々の記憶にも新しい昨年10月に起きた大型台風、この影響により結婚式を3月に延期したお客様から、新型コロナの影響を受け、「また延期せねばならない、今後結婚式をどうしたら良いのだろう。」というご相談でした。
そして、この方は今だからこそ結婚式を挙げたい大事な理由を抱えていました。
結婚式を挙げるタイミングには、それぞれに大切なストーリーがあり、「今、このタイミングだからこそ、結婚式を挙げたい」と考えている方は多くいらっしゃるのではないか。
そして不要不急ではなく、重要であり、緊急であり、
「今だからこそ結婚式を検討したい」という方に対して何か出来ることはないのだろうか。
そのようなことを考え、まずは「今この状況下において結婚式へ関わる方々」の現状を理解すべく、結婚式における実情調査を始めました。
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・結婚式に関する調査リリースvol.5 新型コロナの影響による実情調査
「結婚式へ列席したい」割合が81.8%!新型コロナによる自粛ムードの中でも、結婚式への列席意欲は高い?!(2020.3.5)
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この調査時期(2020.3.3〜2020.3.5)における新型コロナ風潮として、自粛ムードはあるものの、コロナに対する受け止め方は二分しており「そこまで気にしすぎる必要はないのでは」という意見も一定数あったように思っております。
3,4月の時期に結婚式を予定している新郎新婦へと何かの形でこの情報が役立てばという意図もあり調査リリースを発信したところ、Yahoo!ニュースにも取り上げていただき業界内においても温かい反響が多数ありました。
ところが、この後すぐに新型コロナの影響は猛威をふるい、ものすごいスピード感で局面が変わり、リリースが炎上してしまう事態ともなりました。
この時期から、より時流が刻一刻と変化していき、式場の対応もそれに合わせて柔軟に変化していきました。
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・結婚式に関する調査リリースvol.6 新型コロナの影響による実情調査
新型コロナウイルスの感染拡大を受ける中で結婚式場探しを検討される方の実情〜ポイントは3密防止・オンライン・延期対応〜(2020.4.8)
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この調査を通して新型コロナの影響下においても親族やご自身の体調など様々なご事情を抱え、今でないといけないお客様が多数いらっしゃることが分かりました。
そして、新型コロナ収束時期の不透明さを理由に身動きがとれない未来の新郎新婦もまた多くいらっしゃいます。
そして、これから式場を探そうという新郎新婦にとっての不安の種は、
「結婚式場を申し込んで、万が一コロナが収束せず、結婚式を延期することになった場合、費用負担するのが怖い」という点と、「式場探しや打合せのために実際に足を運ばないといけない」という点が非常に大きいことが分かりました。
「結婚式場を申し込んで、万が一コロナが収束せず、結婚式を延期することになった場合、費用負担するのが怖い」
日程変更に伴う費用の話は、式場各社において顧客の負担を「最低限」にするよう、寄り添った対応をしている事例がとても多くあることを我々は知っています。
ただ、その事例が世の中には伝わりにくく、「相次ぐ結婚式のキャンセル、キャンセル料は全額新郎新婦負担。」というパワーワードが前に走りフォーカスされてしまい、式場各社の寄り添った対応へスポットライトが当たらないのが現状です。
また一方で、新郎新婦の立場においても、そのような寄り添った対応が可能な式場を自身で探すことが難しく困っているケースが多く新郎新婦と式場双方のロスが生まれています。
「各式場が日々腐心され、新郎新婦と向き合っていること、そしてこの前例のない時代と対峙し、最善策を模索しながらなされている寄り添った対応がある」という事実を発信することが出来れば、「結婚式場を申し込んで、万が一コロナが収束せず、結婚式を延期することになった場合、費用負担するのが怖い」という悩みの種を解決することが出来るのではないかと考えました。
「式場探しや打合せのために実際に足を運ばないといけない」
結婚式準備における三密防止策としてこれまで事例がなかったオンライン化の必要性が問われるようになりました。
ウエディングにおけるオンラインの活用は、コロナの話が発生する以前から業界内でも話題になっていましたが、「いつかは導入したいが、今ではない」という判断をされている会場がほとんどだったのではないでしょうか。
そのような中、急速に広がった新型コロナの影響は在宅勤務やオンライン飲み会など公私共にオンライン活用を世間の当たり前へと変化させつつあり、これまでは高いハードルであったウエディングの現場におけるオンライン化に対するハードルが低くなっているのも事実です。
もし結婚式準備においてビデオ会議等を活用し、オンラインで済ませることが出来るならば、三密を避けられるだけでなく、2-3時間かかると言われる会場見学の時間を15-30分程度に短縮し、当日までの打ち合わせを効率的に進めることができます。
そして、特に6-8月挙式予定の新郎新婦にとっては、外出自粛と言っても仮にコロナが収束し、予定通りに結婚式当日を迎えた時に、準備ができていませんでしたというわけにもいきません。
このような事態を受け、多くの会場が手探りの状態でオンライン導入を検討しているのが現状ですがまだまだオンライン化においては課題感が多く存在しています。
オンライン化支援を行いながら業界におけるオンライン化推進をし、それを発信することが出来れば、新郎新婦にとっての悩みの種である「式場探しや打合せのために実際に足を運ばないといけない」という課題を解決することが出来るのではないかと考えました。
今のタイミングで式場探しをしたい新郎新婦が安心して式場の”情報収集””決定”をして、”当日”を迎えられる環境をつくり産業全体のアップデートを
今、求められていること、そしてリクシィで出来ることは
結婚式を控える方々の想いと各会場の想いを紡ぐことなのではないか。
新郎新婦に対しては、安心して式場探しをし、ポジティブに結婚式を享受いただけるように。
各会場に対しては、各々が行っている寄り添った取り組みを新郎新婦へと正しく届けられるように。
そしてこの急速な変化を強いられていることをせめてポジティブに捉え、業界全体で力を合わせて前に進むことが出来たならば、旧態依然とも揶揄されてきた結婚式業界のアップデートにもつなげていくことができるのではないか。
そんな想いを持って、新郎新婦にとっての悩みの種である「費用」と「三密懸念」を解決するための対応策をとっている会場で集まり、「withコロナ時代の結婚式宣言」として協力体制を築くというアイディアが生まれました。
そしてこのアイディアをリクシィが運営するトキハナやコンサルティングなどのお付き合いのある一部の式場様にしてみたところ、快くご賛同いただき、本リリースにたどりつきました。
賛同を募ってから約1ヶ月という短期間で28社125会場という全国各地からの多くの賛同表明をいただき、一つの大きな協力体制を築くことが出来たことは、ウエディング業界にとっては至極大きな一歩だったのではないかと思います。
今後の展望
今、新型コロナウィルス(COVID-19)感染症拡大懸念と日本全体の自粛要請により、結婚式業界においても、未曾有の危機に陥っております。
先日、緊急事態宣言の延長が決定し、専門家会議からも新しい生活様式の提言で冠婚葬祭の在り方が言及されるなど、ウエディング業界においても急速な変化を余儀なくされているのが現状です。
今回の新型コロナは、奇しくも現状の結婚式の在り方に対する課題を露呈させたという言い方も出来るように思います。
このような中で企画した「withコロナ時代の結婚式宣言」は、リリース以後とても多くの反響をいただき、全国各地の会場・フリープランナーの方々・各メディア、今結婚式を控えている新郎新婦より多くの温かいお声を頂戴しております。
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新型コロナウイルスの影響で全世界のウェディング業界も打撃を受け先も見通せない中、それでも前に進まないと行けない。と模索をしているお客様はじめプランナー様が大変多く私もそのひとりです。
もちろん石垣島のウェディングもキャンセル、延期が相次ぎ延期の日にちも決まらないお客様がほとんどです。
そんな中、今後のウェディングの在り方について色々と考えていましたが石垣島で行うウェディングが今後のやり方にとても合っていると原点回帰しております。
少人数で、会場も外でケータリングで行う事が多いのとなによりこの素晴らしい自然でコロナに疲れてしまった方々の気持ちもきっと晴々とするのではないかと思います。
その事を少しでも多くの新郎新婦に伝えたい。
そして、何より御社の取り組みに強く賛同します。
この先どうしていいかわからない方々にとってとても心強いと思います。
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今回の取り組みが、今後ご結婚式を予定している全ての方にとっての不安に対するひとつの解決策となり、またさらに業界内においての働き方を変化させることにも繋がることを願っております。
そしてこの大きなピンチをチャンスに変えるために、株式会社リクシィにおいても、事業者支援や事業者間協力、積極的な情報発信を通じて、微力ながらも業界へと寄与してまいりたいと思っております。
■参考リリース
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