あなただけの学習計画を届ける。「となりにコーチ」はどのようにして生まれたのか? ③本当に必要なのは”教える”ことじゃない。 思い描く理想の教育
2019年9月1日、頭脳王3年連続ファイナリストの粂原圭太郎は、自身が運営するオンライン学習塾「粂原学園」を前身に、京都大学医学部医学科在籍する研究者をはじめ、京都大学に在籍する学生をメンバーにくわえ、新たにオンライン個別指導塾「となりにコーチ」を立ち上げました。
粂原圭太郎が、粂原学園を立ち上げるに至るまでの軌跡や、となりにコーチを新たに始めるに至った経緯をご紹介できればと思います。
前回までのあらすじ
理想の教育を語り合う中で、意気投合した粂原と廣瀬。2人は、共同創業者として新たなオンライン個別指導塾の立ち上げに向け動き出します。
2人が共有していた問題意識
ついに二人三脚で動き出した粂原と廣瀬。彼らは新しい教育を考えるうえで2つの問題意識を共有していました。
1つは、多くの学校や塾で一人一人に最適化された指導が行われていないこと。特に対面授業においては、生徒のレベルや得意不得意が異なるにも関わらず、同内容の授業がカリキュラム通りに展開され、成績向上に寄与していないケースが多くみられていました。
2つ目は、学習塾では各科目の具体的な解法の解説に終始し、生徒の勉強の仕方にはスポットが当てられていないということ。モチベーション管理や学習計画の作成など、科目横断的に勉強の質を向上させることについて、多くの先生や塾のチューターが目を向けていなかったのです。
結果的に多くの生徒が、勉強の内容についても方法についても不安を抱えたうえで毎日勉強することになっていました。
受験生の勉強時間のうち、7割が1人で机に向かう自学自習の時間であることを踏まえれば、このような生徒の不安解消は成績向上には必須でした。
すべてが新しい「となりにコーチ」
このような問題意識を踏まえ、2人はディスカッションを重ねていきます。
何十時間もの議論のすえに出てきたのは2つの結論でした。
1つは、粂原のノウハウを言語化する必要性。
粂原学園での10年にわたるオンラインでの指導を通して粂原は、生徒の現在の成績や性格、周囲の環境などを考慮して、各人に最適な学習指導を行えるようになっていました。
その粂原の思考をまるごとマニュアルとしてトレースするしマニュアル化することで、研修を受けたコーチが生徒に合わせた指導ができるようになると考えたのです。
そしてもう一つは、「ティーチング」ではなく「コーチング」を行うということ。
進学校や大手の塾は、生徒に具体的な科目の勉強を教える「ティーチング」には優れたノウハウを持っていました。
しかし、一方で学習方針をを考え、進捗を管理し、必要に応じてを生徒をモチベートする「コーチング」は教育業界ではあまり浸透していませんでした。
これらの結論をもとに2人は、事業内容を鮮明なものとしていき、ついに2020年の9月、新たなオンライン個別指導塾「となりにコーチ」を立ち上げます。
生徒の自習時間に焦点を当てて学習の質を上げつつ、オーダーメイドの教育を提供する。
となりにコーチのみに通う生徒だけでなく、他の塾を掛け持ちする生徒にも相乗的に大きな価値を提供できる、そんな今までの塾とは別軸の、完全に新しい教育サービスが生み出されたのです。
となりにコーチの受験に対する考え方
粂原はとなりにコーチについて次のように話します。
「となりにコーチの受験指導は山登りに喩えるとわかりやすいです。多くの塾では、受験勉強という『山』を登るにあたりスタート地点で生徒に地図を渡すだけです。その正しいのか間違っているのかもわからない地図をもとに、生徒は1人で山を登って行かなくてはならない。」
「しかしとなりにコーチでは文字通り、コーチが隣にいます。険しい山を登り身も心も疲れ切った時、励ましてくれるコーチの声がそこにはあります。山登りの目的や正しい方角を見失いかけたとき、背中を押し、道を示してくれるコーチがいます。そうして二人三脚で山を登り切った時、生徒は志望校合格という最高の景色を、コーチとともに見ることになるんです」。
長らく受験指導に携わってきた粂原。大学時代の家庭教師、粂原学園、となりにコーチとこれまで立場を何度も変えてきた彼ですが、その指導には一貫性があります。
「一人ひとりの生徒に寄り添うこと」。
常に生徒を第一に考えてきた粂原だからこそ、今の教育業界を客観的に見つめ、共同経営者廣瀬の重要な視点を加えたうえで、ニーズを丁寧に汲み取ったサービスを作り上げることができたのではないでしょうか。
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