実録 訪問販売会社潜入記 浄水器を売りつけろ! 2 侵入編

前話: 実録 訪問販売会社潜入記 浄水器を売りつけろ! 1 アポ編
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訪問販売会社潜入記 2

② 家に入る

おばちゃんがアポを取ると、事務所の社員より携帯に連絡が入ります。

アポを取ってあるので、当然サンプルの配布までは簡単にことが進みます。

しかし、その後が重要です。

門前払いでは意味がありません。


私がやるべきことは、

「浄水器を売りつけること」

サンプルを渡す為に来たわけではありません。


ですから、まず難関の玄関を突破し、台所まで侵入しなければなりません。

なので、まずはサンプルをすぐに渡してはいけません。

初心者や、売り上げのよくない人はチャイムやインターホンを鳴らして、

家の人がドアから出てきたらすぐにサンプルを渡してしまいます。

しかし、それでは門前払いの可能性が高くなります。

そりゃそうです。

相手は新製品の洗剤のサンプルが無料で貰えるからこそ、知らない私がインターホンを鳴らしても

怪しまずにドアまで開けてくれているのです。

いわば、洗剤のサンプルは餌です。

その餌を先に渡してしまっては意味がありません。

餌だけもらって、

「じゃあ忙しいからこれで」

とドアを閉められたら終わりです。

なので、餌は最後まで取って置かないと行けません。


しかし、このドアを突破し玄関を乗り越え、台所に行くのは大変です。

が、それをいとも簡単に実行することが出来ます。

それが、新製品の洗剤の実演です。


ここで魔法の言葉を1つ教えましょう。

この言葉で簡単にドアが開きます。


「今回、新製品のサンプルをお持ちしましたが、お台所にて、新製品の洗剤の使い方や、効果の実演を無料で実施しております。もしお時間がよろしければ台所をお借りしまして、5 分程度ご説明をさせて頂いてもよろしいでしょうか? 」


・ 台所をお借りしまして

・ 5 分程度

家に上がらせて下さい。


ではなく、台所をお借りして・・・というのが重要である。

ここで家に上がらせてくれと言っても、中に入れてくれる人は少ないが、台所、更に時間を指定して「5 分程度」と言っておくと、 警戒心が薄くなるのか大抵の場合、台所を借りることが出来ます。


え?うそでしょ?そんな簡単に・・・・

と思うかもしれないが、アポを取った時点で、というよりアポが取れた時点で、

はっきりいってカモなのだ。

警戒心の薄いカモ。

なので、大抵の場合、この説明で台所までは楽に進むことが出来る。

しかし例外もある。


まず第一に時間帯。

午前中、午後一のアポは大抵台所までは簡単に進むことが可能。

しかし、15 時以降、特に夕方以降のアポはまず台所までいけないことが多いし、 仮に行けても、あまり売れない場合が多かった 。( 私だけかもしれないが)


なぜかというと、

夕方はほとんどの家庭で夕飯の支度を開始しているからだ。

そんな忙しい時間帯に、台所に通してくれるわけがない。 だって夕飯作ってるんだから。

たまに通してくれる方もいたが、 まな板がだしてあったり野菜を洗っていたり、

とても実演出来る状態ではない。

何より、相手のお客のほうも、

「今は忙しいから早くしてね」

という無言のオーラを発している。

これでは売れるわけがない。


第2 に1 人暮らし

特に男の1 人暮らしの場合、ほとんどの場合が進入が難しい。

これはやはり同姓だからであろう。

自分も赤の他人の男を台所まで入れるのは拒否するだろう。

その前にサンプル自体受け取らないが・・・・。

おばちゃんの口車に乗ってサンプル受け取りを了承したのかも知れないが、どうせ玄関さえ入らせないんだから時間の無駄もいいところ。

特に私が勤めていた訪問販売会社は、営業は男性しかいなかったのでムダもいいとこだ。

これが女性の若い営業なら話は全く変わってくると思うけどね。


第3 に、これは私には当てはまらなかったが、

やたらとハイテンションで口下手な奴

中途入社が大半を占めるうちの会社にはいろいろな人種がいたが、やたらとハイテンションな奴や、口下手な奴は門前払いされる場合が多かった。

例えアポを取っていても、サンプルだけ受け取って門前払いという、全く訪問させてもらえない担当もいた。

外でどうしたら売れるのか?


と相談されたことがあったが、その頃は現役でバリバリ売っていたので、

「自分で考えてください」

と冷たくあしらった。

今思えば、相談にのってあげてもよかったなと思う。

続きのストーリーはこちら!

実録 訪問販売会社潜入記 浄水器を売りつけろ! 3 何故か洗剤を実演する編

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