鼻炎でお悩みの方にシェアしたかった私の手術話。レーザーではなく切除の体験談です。

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(3)有名なアレルギー専門病院へ(某アレルギークリニック)

アレルギーの改善がないことには鼻もどうにもならないと考え、アレルギーの名医のもとへ。肌のかゆみや目のかゆみ、まぶたの腫れとかゆみなども出た時期だったこともあり、アレルギー体質改善を目指す。しかし、アレルギー自体、付き合って行かないとどうにもならないもので、薬もワンパターンで鼻炎の改善を考えて行くには至らなかったためしばらく通ったが遠いのでやめた。

4〜5年目。



(4)鼻の手術専門病院へ(某サージクリニック/サージセンター)

再度自分で色々調べ、手術を前提に、鼻手術の専門病院で状態を見てもらうことにする。CTなどもしっかり撮り、手術前提に行き始めたものの仕事が忙しく手術していられない状況となった。しかし、自分の鼻がどのような状態かCTからよく分かった。(写真参照※3)手術専門のところだったため、普段の治療はまた(2)の町医者対応に戻る。

5〜6年目。



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この頃には、一年を通しての症状も悪化したときの症状もすっかり把握できているので薬のみもらうような病院通いとなる。薬で目先のコントロールはやっていけても、長い目でどうしていったらいいか、素人考えでの改善治療の方向性模索に行き詰まり、悩む。手術も、いまいちどのくらい改善するか見えず、サージセンターで検査をしたもののやはり不安。今一度、長い目で改善を考えてくれる医者を探すことにする。



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(5)東京都に電話して聞いた名医のもとへ(某医科大学付属病院)

たまたま知った都のアレルギー専門窓口に「東京で一番いい耳鼻科の先生」を尋ねたところ某医科大学付属病院の某先生が有名だと聞き、藁にもすがる思いで予約。初診受付なしの先生であったため、初診は別の先生。目的の先生はさらに一ヶ月以上の予約待ちだった。この先生に一年近く経過を見てもらった。それまでと違って感心したのが、

◆ヒヤリングもしっかりし、患者の目線で分かりやすく話してくれる。

◆プロとして改善を検討してくれ、具体的な提案をしてくれる。

◆次の治療や、今後の方針もしっかり示してくれる。

◆話に無駄やごまかしがない。明確。

◆安定感がある。信頼できる印象。

普通に、「めっちゃ仕事ができる人」という印象。「先生」様って感じではなく、キレもの上司って感じ。


アレルギー性鼻炎治療という人生における一大プロジェクトで、一緒に改善をすすめてくれる感じであったのが大変心強かった。

(※注※ 今もこの窓口があるか、また同じようにお答えするか、などは全く謎です!)


この先生にかかって一年近く経つ頃、またしても相変わらず季節の変わり目に悪化する状態を見て、


先生
あと50年使うからね〜。
手術したほうがいいかもね

と言われる。


わたし
た、たしかに…!
あと半世紀使うと考えると……汗


先生
これが70代だったら薬飲んでくださいというけれど、あなたまだ若いしこれからずっと使うからね


わたし
…。
やっぱ手術お願いします!



その通りすぎたので、その場で手術をお願いしたいと返答。以下、その時の問答あれこれ。



ちなみにいくら位ですか?
だいたい14〜5万
日帰りですか?入院ですか?
一週間入院
え、そのあとすぐに運動などできますか?
(某発表会の練習真っただ中だった!)
大丈夫大丈夫
けっこう…その…上ったり、、激しい運動も大丈夫ですか?
(毎週発表会リハがあったため。わりと激しい習い事でして…^^;)
一週間で傷が塞がるから塞がれば大丈夫
じゃ、お願いします!
でも予約で数ヶ月待ちだけど…あ、空きが出たんだった、12/9なんだけど…
調整するのでお願いします!
(て、アレ?十日くらい?まいっか何とかしよ)
じゃ、このまま午後検査受けて行って。
時間ある?
あります!お願いします!


ということで、勢いで2011年11/29にそのまま術前検査(呼吸力を測ったり血液検査をしたり…)も受け、12/8に入院、9に手術することに。月初で仕事も落ち着く時期だったので、ナイスタイミング、休める!さらにこの時期の一週間なら仕事も発表会練習も何とか取り戻せる!ということで、決めた後、色々調整しまくり。

迷ってもこの数年色々やり尽くしてきたので先は見えており、同じ治療の繰り返しになるだけだったので、やってしまおうと決意。



もーほんと、勢いないと出来なかったかも!



5)入院と手術-----------------------------------------------------

やった手術は最初にも述べた通り以下。

◆鼻中隔湾曲矯正術

◆下鼻甲介切除術(左右共)

(一番下の写真の青い紙参照)


以下、入院〜安定するまでの経過詳細。


▼1日目

詳しいことを調べると怖くなりそうだったので、何も調べず、医者を信じて気軽な気持ちで入院。

入院準備どうこうは一般的内容だと思われるので、省きます。

初の入院に少し遠足気分。が、改めて手術内容の説明を受け、(青い紙)麻酔医からの説明なども受け万が一の危険に関する同意書なども書かされ、ちょっとずつびびりはじめる。


子供頃からちょっぴり入院て憧れてたのよね。病院お泊まりどきどき。あれ?でもけっこう本格的…。え?麻酔って原理わかんないの?なにそれ?死んでも仕方ない的書類に署名。なにこれ大丈夫かしらわたし?あれ?あれれ??
…。^^
考えない、考えない!



▼2日目

手術では家族が同伴でないといけないそうで、夫がきてくれることに。

到着前に私は朝から手術室へ。麻酔は、吸い込んでと言われた瞬間意識がなくなる。気づくと、自分のベッド。意識朦朧、痛いんだか何だか、分からないくらいぐらぐら。手術は一時間半位だった模様。ひたすら点滴。その後麻酔が切れてからは激痛、記憶がほぼない。粘液などを10分おきくらいに吐き続け、疲労困憊。夜中もずっと、10〜20分おきに目覚め、咳で吐き出す。あんなに長い夜はなかった。体力消耗しまくる。痛みがひど過ぎてじっとしていられず、のたうち回って、眠いのに眠れない。痛みなど我慢強い方だが、さすがに参って、看護婦さんを呼ぶ。普通には処方されないという病院内だけ使える座薬の痛み止めが強力で、ふわっと楽になる。翌晩以降も痛みで眠れず1〜2回使ったような。

!!!!!(しんどい…たすけて…)


なんだこれ!!!ほんとうにきっつい!!!!!



▼3日目

食事がなんとかできるように。でも点滴はずっと続く。ぐったりで、ほぼ記憶なし。感染症を防ぐための薬なども入院中ずっと色々服用。



…。



▼4日目

やっと意識がくっきりし出す頃。毎朝、鼻に詰めていたガーゼを替えてもらうのが日課だったが、顔がパンパンに腫れており、鼻もガーゼでパンパンなので、鏡に写った自分が驚くべきことになっており、怪物のようでブルー。



ぎゃあああ〜!!!どこの化けもんじゃこれ!!
(鏡を見たときの衝撃すごすぎた、マジで)

▼5日目


やっとシャワーのみOKになってきた頃。点滴もこの頃外されたはず。さすがに頭も体も気持ち悪いので、洗ってすっきり。でも顔はまだガーゼでパンパン。




あああ…こんなに体洗わなかったの生まれて初めてでしょ。。なんだこれ気持ちいい〜〜(涙目)

▼6日目

かなり元気になってきて院内散歩、屋上でストレッチなどもできるように。


あー、太陽気持ちいーーー。順調!ヨカッタ!


▼7日目

傷口が塞がって退院OKということで、希望通り一日早く退院。

副鼻腔〜鼻奥のガーゼは一週間後に取る予定で、手前のものだけ取られる。一度家に帰り、夜に発表会のリハへ。(激しい運動OKと言われていたが、この日は、あまりやらず、ゆっくりしたステップだけに自重したつもりが…)

リハから帰り、家に入ったところで玄関で突然出血。一度止まったが夜中に再出血、救急搬送となる。※4 (普通はあり得ないため詳細は余談※4とし、省略)


やばい、血止まりません。救急車お願い>夫


▼8日目

長距離搬送されたのち再入院。血圧が急激に下がり意識落ちるがギリギリセーフ。輸血手前の大量出血と極度の脱水により動けない状態。夕方、少し動けるようになったが、動悸息切れがひどい。


人って簡単に死ぬんですね。よく分かりました


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