シンプルなのに旨すぎる冷凍海老フライの話
よく言われるんです。
他社の冷凍海老フライと比べると、たしかに格段に旨いと自分達でも思う。
なので理由をじっくり考えてみることにした。
シンプルな原料
驚くなかれ、4種類しか使っていない。
海老、小麦粉、パン粉、水だけ。
塩も胡椒も卵も魚も何も使っていない。
しかし、素材はこだわっている。
エビ:パプアニューギニア産の船凍天然エビ
パン粉:岩手産の小麦を使用
小麦粉:石川産
水:徳島県の山の湧水
とにかく鮮度のよいうちに早く作業し、素材の味を生かしたい。
商品の原材料を分かりやすく、
子どもやお年寄りでも納得してもらえるものにしたい。
そんな想いから、シンプルでこだわった原料になっています。
原料が良いから 旨い というのは理解していたが、それだけなら他社でもやっている。
他にも何かあるはずだと海老をむきながら考えた
家と同じ作業とは
「家と同じ作業だから」をもう一度じっくり考えてみた。
すると何やら新しい方向から考えが湧いてきた。
そもそも、値段ばかりが騒がれる世の中で
販売商品なのに家と同じ事をするのが実は難しいのではないか。
自宅で10尾を料理するのと同じ気持ちで
工場で500尾を作業するのは実は難しいのではないか。
そうだ、そのためにイロイロ工夫してるじゃないかと
何やら普通にやっていたことがすごい事のように思えてきた。
例えば
一気に同じ作業をしない
食べやすくするために
切れ目を入れて、軽く押す作業がある。
早く作業するには
まず大量に一気に切れ目を入れて、
その後にひたすら押していけばよい。
しかし、心がこもってない。愛がない。
だから切り方に誤差が生じた時に気づけない。
それは確実に味に影響する。
パプアでは1尾づつ
切れ目を入れる→包丁を置く→軽く押す
→次の海老に切れ目を入れる→包丁を置く→軽く押す
これならば一尾づつに集中して
誤差を修正しながら作業ができます。
小さな想いの積み重ね
他にも小さな積み重ねがたくさんある。
衣を何回もつけたりしないし、添加物も使わないし、
とにかく自分達が家で食べたいと思うものを追い求めている。
そして従業員が「好きな日に働けるフリースケジュール」なども
確実に味に影響していると思う。
いかに楽しく、そして自宅で料理しているような
そんな気持ちや品質を追い求められるかが重要と思います。
これからは美味しい理由を聞かれたらこう答えようと思います
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▶パプアニューギニア海産 http://pngebi.greenwebs.net/
▶好きな日に働ける取組み http://storys.jp/story/10689
▶海老フライのページ http://pngebi.cart.fc2.com/ca17/32/p-r-s/
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