心をなくさないために生きていくために一歩外を見る余裕を持つ
STORYS.JPとの出会いは突然に
私と「STORYS.JP」を結びつけたのは一冊の本である。宝槻 泰伸さんの「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話(徳間書店)」のおわりにを見てここを訪れた。大学時代でもほとんど本を読まなかった自分が、ここ1年1週間に2~3冊ペースで本を読んでいる。
本との出会いは、将来への考え方を変えてくれることが多い。
どんな人間か?
私自身、教育の会社には勤めているが、現場ではないため、実際に生徒たちに教えているのではなく、たんなる事務員である。「教育」と聞くと小・中・高・大などの学生というイメージが多い。しかし、実際には人生すべてが教育である。
現在、28歳。大学卒業後、社会人3年目にして4社という転職を繰り返す。周りから見れば、とんだダメな社員である。新卒で入った会社は、7時~26時(深夜2時)という過酷な業務に耐え切れず、精神的に「このまま自分は続けていけるのだろうか・・・?」との不安から、早期離脱。
たったの5ヶ月である。
「なんと、根性のない。」そんな声が聞こえてきそうだ。
まさにそのとおりである。
その後も、1年もたたずに辞めた。

終身雇用制度、年功序列制、日本が過去から引き継いできている数々の制度は最近でも効力を発揮している。
続けられない奴はだめなやつだ。
そう思われるのではないか?という社会の風潮がある。
しかし、実際になんのために働くのだろうか?
社会のため?会社のため?自分のため?
結局は、「自分のため」ということを忘れてはならない。
会社に縛られる必要はない
少し強烈な言葉ではあるが、誤解を招かないように補足をすると、サラリーマンをしていて、会社で定められていることは最低限は守らなくてはならない。就業時間に大遅刻、無断早退はもってのほかであるが、就業時間に働き、規則時間に帰るのは規則に反してはいない。
以前の私は長く働くことがいいことだ。それが上司に認めてもらえることだ。

そう思っていた時期がある。そのため、1社目でも規定外の時間でも働いていたし、先輩が働いているからそれが当然だと思っていた。しかし、それは自分の身を削る行為であり、結局は自分を見失ってしまうし、自身の精神状態もよくない。どんどん廃人と化していく。
起きたら仕事、仕事が終わって、ご飯を食べて、風呂に入って寝て、また起きたら仕事。こんな生活を繰り返していたら、精神的にもよくないし、身体的にもよくない。ネガティブな方に、ネガティブな方に考えが行ってしまい、仕事中でもプライベートでも楽しむことができない。だから、仕事でもパフォーマンスが発揮できず、高評価がもらえない。
精神状態を保てないのであれば、無理をしてでも帰るようにしたほうがいい。そうすることで、プライベートの時間が確保され、心に余裕ができる。そうなれば、自分の好きなように時間を使えばいい。
本を読むもよし、映画も見るもよし、ドライブに出かけるもよし、ショッピングをするもよし。
自分の好きなことをする。
そんな時間を是非作って欲しい。
企業はなくなるか?
極限の状態で仕事をしていると、どうしても目の前のことしか見えなくなる。
「ここで働くしかない」
「私にはこれしかない」
「自分にはこれ以外にない」
本当にそうだろうか?自分の生活に満足しているのであればいいと思う。
ほとんどの人は現状に満足はしていないが、惰性で生活をしている人も多い。私自身もその一人だった。前述したように「同じ場所で働き続けないやつはダメなやつだ」と私自身もずっと思っていた。
しかし、世の中はどんどん変わっていき、多くの業界が規模の縮小やリストラを行う事態になってきた。大手と呼ばれる会社が次々と業績を悪化させ、連日ニュースになることが多い。
だからこそ「大手なら一生涯、安全だ!」とは言えない世の中になってきている。
だが、世の中不景気不景気といってもすべてがすべてそうなのだろうか?
ここには疑問を持っていて、たしかに赤字になった企業などが多くニュースに取り上げられているため、そのように思われがちではあるが成長している企業もあるのが現実である。実際にそこを紐解いていくと、肌感覚ではあるが「変化できる企業は強い」ということである。
時代の変化についていけない企業は潰れていっている。ただ、この部分については以前からそうで、起業してから5年以内には9割の会社が、そして10年後にはさらにその中から9割の会社が潰れると言われているぐらいである。
ただ、確かに言えるのは、どの時代にも成長しているタイミングと衰退しているタイミングがあるということである。自分が今どの位置の会社にいるかというだけだ。
だからこそ自分の身をどこに預けるのか?
それは、自分にしか決められない。どう考えるかだ。
創業●十年、●百年と続いている企業については本当にすごいと思う。
本は新しい世界への扉

本の話をしたが、私自身が本を多く読み始めたのはここ1年ぐらいのことである。よく読むジャンルとしては、自己啓発、ビジネス、起業の本が多い。
本を読む中でわかったことは「自分はなんて狭い世界しか見ていなかったのか」ということである。
本を読むたびに新しい発見があり、読まずにはいられない。
自分で言うのもなんだが、読書中毒なんではないか。。。と思うぐらいである。
最近の衝撃だったのは、井口 晃さんの「人生の9割は逃げていい(すばる舎)」の中で、「人生は逃げ続けていく中で、自分にあった居場所が発見できる。」の言葉には多いに納得した。とても衝撃的なタイトルではあるが、自分を追い詰めてしまっているような人には、是非読んでいただきたい。
本の話をするといろいろな本が出てくるがこのような本を書いている著者の人はすごいと思う。これについても、やはり何事も「人との出会いは大切だな」と思う。これが簡単にできてしまうのが本やテレビである。
幸せとは

幸せとは、人それぞれ違う。
ただ、模索もせずに現在の場所に埋もれず、多くの発見をして欲しい。
私自身は現在、その旅に出ている途中である。
なにごともきっかけが大事であり、ここまで読んでいただいたあなたの心に1%でも響いた内容があればこの上ない幸せである。
最後に、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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