誰か僕を楽にしてください(12~13歳)

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茨城から栃木へ引っ越しをしました。
小学生の間で引っ越しは5回目となっていました。

 

色々な事を諦めてしまったこの頃の僕は、

”なぜこんな家に生まれてしまったのか”

”なぜ僕は生きているのか”

それらを考える日が増えてきました。

ある日、父に殴られて瞼の下が切れて出血をしました。
ポタポタと床に落ちる自分の血を見てゾッとしました。
怖くなって家を飛び出した僕は、涙が止まりませんでした。
そこで僕は思いました。

『もう我慢できない…隆のところに行きたい…』 と。

しかし歩道橋から何度も飛び降りようと試みたり、

手首を切ろうとしてもあと一歩が踏み出せず、結局全て失敗。

 

誰か…僕を殺してくれないだろうか。

誰か…僕を楽にしてくれないだろうか。

 

死にたくても死ぬことができないことに絶望していました。

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