ケータリングポータルサイトがなかなかうまくいかなかった理由。これからポータルサイトやろうと思ってるなら読んでみてほしいかも。

3年間の運営した想いを説明します。

ポータルサイトを運営していました。
ケータリングの。でも、なかなか上手くいかなかったんです。
その理由をこの時代を生きた経験として残しておこうと思います。


ポータルサイトとは、その分野のお店をたくさん集めて、その掲載されているお店を紹介するサイトのことです。

掲載にお金がかかる場合、月にそのサイトから注文が1件もない場合はもちろんクレームになり解約に至ります。

私は掲載に初期費用は0円にし、売上の15%マージンという営業代行の形を取りました。

なぜなら、仮に注文がなくても、掲載の露出はしていてもらえるので、ページが増えることによりサイトボリュームが増え、優良サイトになっていくからです。

【ケータリングの注文に慣れている人はいないので、電話注文が多いのは知っていた】
ケータリング、電話注文が多いです。
総務の人がケータリング注文任されても、すべての注文が同じことなんてありえないからです。

配送先、時間、搬入ルート、担当者の年齢、希望予算。

全員希望が違います。

【弁当の状態の良しあし】
冬は寒いからいいんですが、夏は配送の車内も熱気がこもるので、生もののお弁当は危険です。
すっぱくなったりします。
その時のクレームは大変です。今すぐ来い!なんて当たり前なんで。

その配送先が遠かったりすると、やばいですね。電車で1時間かかったりとか、着いたときには刻一刻と商品の状態は悪くなっているようにお客様も仕向けるので、クレームのデパート状態です。


【配送の遅延】
道路状況により、混み合う時があります。
船のクルージングなど、出航時間が決まっています。
一度に2件3件など配送していると、次が遅れます。

船の出航に間に合わなかったときは悲惨です。
多額の損害賠償請求です。

利益が1万円くらいなのに、10分遅れて船が出てしまい料理がないことお客様の怒りを買い、後日20万円の賠償が来たこともありました。

料理は処分、運転手は叱られ、お客様は怒り、後日も謝罪し、誰も得していないことがありました。

配送の遅延は少なくありません。

これは企業努力も必要なのですが、配送を外注しているとそこまで管理はできません。

難しい問題でした。


【配送費の低価格の常識化】
配達代って皆さん今ぱっと思いついていくらだと考えますか?

配送無料は当たり前?500円?

そのように私だって考えます。

でもケータリングなどのスポット配送って4000円~6000円が1件でかかるんです。

この価格差がクレームになるんです。

配送代なんて今みんな無料か500円なんだから、そんなにかかるわけないとクレームだってあるくらいです。

アマゾンや楽天が配送の早さや安さに可能にすればするほど、運送屋さんは首をしめました。

【上記を解消するために自社配送する飲食店のみに限定した】
配送はこちらでやると本当にクレームが多いんです。
そこで、こちらは注文管理だけにし、調理と配送はお店側でできるお店だけ掲載することにしました。


【店舗側で配送した結果どうなったか?】
店舗側に直営業されるようになりました。

次回から安くするからポータルサイトを通さずに注文をくれと。

ポータルサイト側はポイントで縛り、お客様を離さない努力をしなければならないですが、ぐるなびや楽天みたいにそこまで資金力があるわけではないので、無理でした。

なので、あくまで新規客のご紹介サイトになってしまったのです。


【掲載店舗側からの要望とさらなる問題に発展】
ケータリング料理など、料理内容のことは店舗が一番よく知っています。
なので、問い合わせのあったお客様の情報を店舗に転送していました。

【お客様との会話機会の損失により、コミュニケーションがとれない】
問い合わせ情報を店舗に直接投げるとファーストアポが店舗側の担当者になります。

つまりポータルサイト側の人間がお客様と話していないので、次回もあの人に頼もうとも思わないのです。

【店舗担当者の対応能力】
店舗側は、こちらのポータルサイトから入ったお客様からの注文を受注するともちろん売上マージン15%がかかります。

これを有り難いと思うか、どうせ手数料取られるしって思うかはその店舗様次第です。

そういう雰囲気って、お客様にも伝わるのかもしれません。

だからなのか「全然成約に至らない」んです。

当社ポータルサイト側でお客様とやりとりしていた時は注文をバンバン取れていたのに、店舗側にお繋ぎしたら、売上が一気に落ちました。

【お客様】
ポータルサイトはすぐに探せて便利。
店舗に問い合わせているので、すぐに相談したい。

【店舗側】
ポータルサイト側はうちの商品のことよくわかっていないので、とにかくお客様情報を共有してほしい。
成約したら報告するとうがなかなか成約しない。
マージンのかかる注文には前向きではない店舗が存在していた。

【ポータルサイト側】
店舗とお客様の間に入ると成約率は高まるが、1件あたりにかける時間が長すぎる。
店舗側に任せると営業力に差が出る。


【ケータリングの低価格化】
電話注文のやりとりは1本20分。
20000円の注文だと売上の15%マージンだと3000円。

常に電話が鳴るわけではないので、低価格でケータリングの受注を受けるべきではなかったと思う。


【まとめ】
配達系ポータルサイトをやるのであれば必要なものがある。
資金はある程度の準備が必要である。
低価格では売らないこと。自分にも業界にも首を絞める。
商品の知識を全社員・アルバイトも共有すること。
めんどくさいこともすべてハンドルを握ってやること。⇒(ここには店舗様のためにありたいとハンドルを握らないというポリシーがありました。ポータル側が手をかける部分を最小限までにと。結果、うちのポジションがつかめなくなったんですが。)
人とのコミュニケーションの部分ではこちらが担当すること。

料金が合わないと思ったら、すぐに方向性を修正すること。

大手のサイトに勝つにはとにかく、尖ること。

例:50代からの弁当注文など。

幼稚園児専門の弁当ポータルなど。

とにかくこれでもかというほど、尖ってみたらいいと思います。

株式会社BENTATSU
代表取締役
斉川幸弘

今やっているサービス
デコケーキの達人

http://www.decocakenotatsujin.com/

オリジナルだるま

http://www.darumanotatsujin.com/








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