貯金残高192円『さぁ、結婚してみよう!』其の二
結婚式するか、否か。
それが、問題だ。

前回の記事に、私と主人のたーさんの馴初めの大体の概要は書かせていただきました。
追記するとしたら、たーさんと私が出会った場所は某大手出版社の自社スタジオです。
たーさんは、グラビアアイドルの登竜門と言われる某有名青年誌主催の新人グラビアアイドルオーディションでカメラマンを担当していて、そのカメラテスト会場となっていたスタジオでその日にカメラアシスタントをしていたのが私です。
私は、その出版社の写真部に在籍していて、基本業務は社内在籍のカメラマンのアシスタントに就く事でしたが、週に2日間ほど外部から来たフリーカメラマンのアシスタント業務につける日がありました。
そのタイミングで、上記オーディションの撮影があり、タイミング良く私が4日間のうち2日間を担当したんですよね。
人生は一期一会って本当だなぁ・・・と、この時程 思った事はありません。
毎日がPARTY!!
そして、肝心のたーさんですが・・・、まぁ、金遣いの荒い人でした。
1晩の飲み代が、5万なんて事はザラにありました。
その当時の1回の撮影代を聞けば何となく納得できましたが、私の中ではありえない感覚だったので頭がクラクラする事もたくさん。
特に、たーさんの面白いところは 私を自分の行きたいところ全てに連れて行きたがる事。
奥さん同伴でキャバクラとか普通ありえないと思いますが、我が家では日常でした(笑)
たーさんの場合 1、とにかく美人 2、愛嬌のあるブスは好きなんですが、善くも悪くも『普通』の子にはあまり興味がなかった。
平気で背をむけるので、その子のフォロー役が私でした。
たーさんのその当時のお気に入りキャバ嬢は「倖田來未のパチもん(通称:エミ)」と「松方弘樹のモノマネがハンパない女(通称:松方)」です。
結婚当初 私もよくこんな事を言われてました。



えぇ。彼に悪気はないのでスルーします。
こんな発言にいちいち凹んでいたら彼とは生活できません(笑)
また、行きつけのバーでは、ひたすら「KAMIKAZE」ばっかりの代々手相をみる家系の人とか、夜のお仕事の人とか、どっかのお偉いさんとか・・とにかくキャラの濃い人ばかり。
そこで夜な夜なショットガンPARTYを開催して、皆でベロベロになるっていうのがお決まりでした。
新婚らしい甘い生活なんてものは無かったけれど、その刺激的な時間を2人で共有するってのも悪くなかったなぁ。
懐かしい思い出となってます。
『稼いだ金は使うもの!』
シンプルでわかりやすいたーさんの考え方は、当時23歳だった私にはヒットだったんでしょう。
妻になったにも関わらず、何の考え無しで一緒に遊び回っていました。
30歳になった今では考えられない事ですが、
貯金はいくらあるのか?
家族構成は?
どんな経歴?
そもそもこの人 どんな人?
あの当時の私は、好奇心だけで動いていたんでしょう。
全くの未知数からスタートし、全て結婚してから知っていったって感じです(笑)
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