象牙色のフランス旅行 第5話

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前編: 象牙色のフランス旅行 第4話
後編: 象牙色のフランス旅行 第6話

Un grand nombre d’enfants

(子だくさん)


さぁ、地図もない、辞書もない、ガイドもない、お金もない、でも夢と目標だけはある僕。

ちょっとカッコよく言ってみましたが、なんのこたぁない

「途方に暮れる無鉄砲なバカ」

です。地下鉄を追い出され、「う~ん・・・行くべきか戻るべきか。」


時間は午前10時、ホテル戻っても誰もいない、それにジャンヌ・ダルクのゆかりの地(と思われる場所)にも行きたい。


「え~と、地下鉄の駅5つ分だろ?金山→(当時の僕が一番よく利用してたのは名城線金山駅)東別院→上前津→矢場町→栄・・・金山から栄間か。バイト帰りに歩いたこともあるし、距離的には問題ないだろ。行くか。」


僕は歩いて目的地へ向かうことにしました。

と、歩くにもどっち方向か全くわからない。


日本では誰でもいいから通行人捕まえて道聞くんだけど、昨日の騒動(象牙色のフランス旅行 第3話参照)でちょっと弱気な僕。それに一人という心細さ(←自分で一人で動くと決めたクセに)から考えることはどんどんネガティブな方向へ(笑)


「男にしても女にしても若い連中に道聞くと、どっか連れていかれるかもしれんなぁ・・・、

 となると老人か・・・でもジイサンも侮れないかなぁ・・・。

 よっしゃバアサンならどっか連れてかれたとしてもケンカ勝てる!!

 (←とても空手15年やってた人間の考えることじゃない)」


と、いうことで適当に大通りで人が多そうな方向(テキトーに歩いてるだけ)向かって歩き出します。途中、大きな公園とかあって何気なしに写真撮影。

まだ気持に余裕があります。

こんな写真撮ってどうすんだ、とも思ったんですけど何か写真とらなきゃ、という変な義務感から撮ってしまいました。

トコトコ歩いて、「何かさっきここ通ったぞ?(たぶんデジャヴだよね)」というのを何回か繰り返し、大通りへ。実はそこへ至る前にも何人かの人とはすれ違ったんですけど怖くて声かけれなかったんですよね。

で、大通りに出て、意を決して道歩いてるおばあさんに声をかけます。

「すいませ~ん」(←頑なに日本語です)

「???」

もちろん通じないので、仕方なく数少なく知っている英単語の中から絞り出し「Excuse me?」と声をかけなおしました(英語は高校3年間“2”で追試も受けてるし、大学受験も4段階マークシート方式200点満点中46点で落ちてます)。

おばあさん相変わらず「???」です。あ、そうかフランスはフランス語がメインで英語は「外国語」になるのか。今更そんなことに気づく僕。

でも声かけちゃったし、そんなことおかまいなしにジェスチャーで押し通す。

地下鉄路線図を出して、行きたい駅の場所を指でさして(どのみち英語伝わらないんだから日本語で話しても一緒だよな)「ここ行きたいんすけど~」と聞いてみる。

みんなの読んで良かった!