象牙色のフランス旅行 第6話

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前編: 象牙色のフランス旅行 第5話
後編: 象牙色のフランス旅行 第7話

Une robe rouge

(赤いワンピース)


さて、旅先のパリ郊外で迷子になるという「はぐれデカい男~象牙色編~」を見事成し遂げ、無事にホテルに辿りついた僕は、ベッドに横たわり少し寝ました。

自分で自分を褒めたかったですね、よくぞ無事帰還した、と。


いや、その前に迷子になるべくしてなった無計画と準備のなさを反省すべきではありますが。


さて、そのまま少し眠った僕は夕方過ぎに、同室の友人が帰ってきたため、今日起きたことを伝え、またもや爆笑され(モンマルトルで囲まれた僕を写真撮って更に爆笑してたのと同じ人物)、腹が減ったのでメシでもいこうか、という話になりました。


メシといっても金がない身分。ホテル近くのスーパーに行き、店内にあったマクドナルドで晩飯を軽く済ませ、CDショップがあったので軽く見ることに。


食料品がメインのスーパーでマックとCDショップという変わったつくりのお店でしたね。そこで、当時日本でも少し流行りかけた「ドリームテクノ」と呼ばれるジャンルのコンピを2枚ほどジャケ買いし、レジへ。


レジで会計の際に、モタついてしまい(というか金の単位すらまともに覚えてないからいくら払えばいいのかもよくわかってないだけ)、財布の中を探してたら、レジのおばちゃん「もう、いいよ。行って」(もちろんフランス語)


いやいや、お金まだ全部払ってないよ?いいの?アバウトだなぁ。日本じゃ有り得ないな。


メシも終わり、CDも買って、ホントはCLUBでも行きたかったんすけど、やっぱり慣れない海外の夜は怖いのでおとなしくホテルに戻ることに。


ホテルに戻って自分たちの部屋の前でカードキーを挿し、扉を開け、部屋に入りました。


僕は元々、田舎の人間なんで結構玄関開けっ放しにしたり、鍵かけなかったり、「戸締り」っていう習慣があまりなかったんですよね、当時。


その時も自分らの部屋の扉を勢いよく開けたはいいけど閉めてなくて、ほんの何秒間か開けっ放しになってました。


「コンコン」

扉をノックする音が聞こえて、後ろから

「ハァ~イ」

という女性の声が聞こえます。


その声に反応し振り返ってみると、なんとそこには

真っ赤なワンピースを着た黒人の女性

が立っていました。


パッツパツの赤いワンピですごいスタイル良くて更にミニ、そんな格好したSEXYな女性がドアのヘリに手をかけ、足を交差させ満面笑みでニヤニヤしながらこっちを見てます(伝わるかなぁ・・・)。


一発で

「尋常じゃねぇ」

と感じました。


誰がどうみても怪しいです。

僕らは「はぁ?」という感じで少しの間、思考停止。意味が解らない。

みんなの読んで良かった!