おばさんと無農薬レモン その2
おばさんは、時々畑の帰りにレモンを持って訪ねてきた。
レモンがたくさんになって冷蔵庫におさまらなくなった。
微生物が耕す畑をやってる友達(これからは微生物と書きます)に会ったとき、
「無農薬のレモンがいっぱいあって。」と話した。
そしたら、無農薬レモンをガン治療に使う人たちがいて、一年中レモンを探してるのだと聞いた。
ない時期はリキッドタイプのレモンをつかうけど、フレッシュな無農薬レモンを求めているのだと。
微生物は日本中にファンがいて野菜を送っているのだ。
それで、野菜ボックスに無農薬レモンを入れてガン患者さんに届けた。
おばさんに、
「ガン治療をしてる人にレモンが届いたよ。薬を使わないレモンを探してるんだって。」
と話した。
おばさん、いつもぼっこだって言ってるから、誰かのお役に立ったと知ったら喜ぶだろうなぁと思って。
それで、わたしはおばさんと微生物をつなぐルートとなった。
おばさんにレモンがとれたら声をかけてもらうことにした。
おばさんがレモンを持ってくるときは、いつも3個ずつビニール袋に入ってるようになった。
なんで袋入り??? なんで3個???
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