超慰安旅行・バスツアー 〜青春の京都学生ガイドクラブ〜

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秋のシーズンが終わった後、ガイドの仕事でお世話になっていた地元のバス会社さんにバスを出していただいて、ガイドクラブメンバーで、1泊2日の「バスツアー」に行くのが毎年恒例でした。


「バスツアー」は、ハッキリ言って「超・慰安旅行」めちゃくちゃ楽しかったです!


行き先は、1回生の時は伊勢志摩、2回生の時は浜松、3回生の時は能登、4回生の時は岡山でした。


バスの道中は、メンバーが交代でマイクを握って話すのです。話す内容は、何でもいいと言われました。そして、最後に一曲歌えと言われました。


そう言われると、かえって困ってしまうのが1回生。何日も前から「何話そう、何歌おう」と悩みまくりです。メンバーでカラオケとかよく行っていたので、誰がどんな歌が好きかは大体頭の中に入っていたので、「人とかぶらないように、なおかつ、自分らしい選曲」について、これも何日も悩みました。(笑)


バスツアー当日は、全員お揃いのトレーナーを着て集合します。(笑)このトレーナーは、ガイドクラブメンバーの、言わばユニフォーム。ガイドの仕事ではさすがに着ませんが、このようなイベントの時は、「着るのがお約束」でした。


普段は働く場であるバスの中で、お客さんとなって楽しめるなんて、最高ですよね。慰安旅行なので、昼間からビールもお酒も飲み放題(笑)。


まじめな先輩が豹変したり、とっておきのネタを披露してくださったり、もう、笑いの連続なんですけど、ひよっこ1回生は、自分の順番が回ってくるまで「どうしよう、どうしよう」です。(汗)


1回生のとき、ちょうど伊勢神宮の近くまで来た時に、わたしの順番が回ってきました。何を話したか、もう覚えていませんが、ちょうど地元(実家が三重県)なので、慌てて伊勢神宮の話とかしたような気がします。


2回生以降は、生来のイベント好きの血が騒ぎ(笑)、バスツアーを楽しいものにするということについて、わたしは、ある意味ガイドの仕事以上に情熱を注ぐようになりました。


バスツアーでは、宿で夕食の後、「演芸大会」をやるのが恒例でした。


「1人1ネタ」がお約束だったのですが、わたしは2回生以降は、毎年、自分で企画・脚本・演出した芝居を上演していました。自分でキャスティングしてメンバーに出演交渉して、稽古もちゃんとやりましたよ。(笑)ネタは、2回生の時は「スチュワーデス物語」、3回生の時は「勧進帳」、4回生の時は「忠臣蔵」でした。


バスツアーには、想い出がたくさんありますが、それはまた別の機会に…。

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