21歳で金もない。家もない。そんな私にあるのは、、、

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『もうダメだ。高校も野球もやめる。』







これがそれまでなんでもある程度はできて親に迷惑をかけたことなどほぼなかった私が、


親に迷惑心配をかけ続ける人生になる始まりだった。



遡ること8年前、


田舎の県内では優秀な進学校の高校に


中高一貫制度が出来た一期生として入学した中学。




勉強はそこそこに先輩がいないことをいいことに自分ら中心で野球に没頭した。


朝も昼も夜もやり続けた。


ふとした時から途中から本気でプロを目指そう!と決意した。



そしてその優秀って言われてる高校にエスカレーター式に上がるのを蹴って


県外のスカウトを頂いた高校に進学を決めた


学校の先生からは「バカみたいに夢を持つのは小学生までにして、現実を見なさい。」


部員からは「一緒に高校で甲子園目指そう。」


と言われたが全て無視した。


どうしてももっと上の世界に行きたかったんです。



本気で甲子園に出てプロになると興奮気味に高校へ進学したが


たった3ヶ月で最初の結末に。。。笑




色んなことが重なったといえ情けなかった。

俺の本気って、、、と思った。


そんな私に親はただ一言







「ご苦労様。いつでも帰っておいで。」






泣いた



泣いたんですよね。。。


その時初めて親の偉大さを実感した。


ずっと私の野球を応援してくれた。


高校選びも一緒に毎日考えてくれた。


止めようとした先生に一緒に話に行ってくれた。


誰よりも私の野球を応援して、期待してくれてたのに、、、



その期待を裏切った息子にそんな一言が言えるなんて。


それまで自分だけの人生だと思ってたけど、違うんだと実感した。


どうにか必ず恩返しをしよう。


胸張って自慢できる息子になろう。



そう。大人になったら。。。なんて考えた。




入学からたった3ヶ月で実家に戻り、


親への恩返しも大人になってからと甘えて、


電車で一時間以上かかる高校に転校してからの高校時代はくずだった。


単車に乗って毎晩田舎の街を走り回ったり、


意味もなく夜通しコンビニの前や駅に溜まったり、


毎日毎日寝る間も惜しんで遊びまくった


何度か逮捕の危機もあった。笑



本当にくずだった。。。


恩返しどころか心配迷惑ばかりかけた。


そんなこんなでなんにも考えず高校を卒業して、


東京の大学へと進学した。



そう私の人生、考えを変えていく東京に、


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