【Part 7】「とりあえず、統合失調症患者になった自分が語る、26歳の人生。」~祖父の死~

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大学を卒業して、2年。色々ありました。


激動すぎる2013年をお送りいたしましょう。


目次

・やっとつかんだ、「市役所勤務」


・祖父の死


・ガールフレンドに言われた、夏目漱石の一節


・「もう一度働かないか?」コンビニ先での打診


・Please! 10thイベントを見て、突き動かされた。


・やっぱり限界だった、コンビニバイト


・頭は冷静。身体はダンシング。


・通帳残高〇円の恐怖


・パニックパニックパニック!!


・スタバ大好き青年に昇格


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・やっとつかんだ、「市役所勤務」


 職業訓練校修了後、三回ほど、面接で落とされたが、「緊急若年雇用対策」的な名称で、既卒者三年以内で、正社員になった事が無い人を市役所で働かせて、そこから、働きながら、就職活動をするという制度があった。


 そこでなんとか拾ってもらい、市役所勤務となった。臨時職員だったが。


 この事を祖父に話すと、


 「かずや、よくやったな!!」


 と、喜んでくれた。


 「でも、半年しか勤務できないんだよ。」


 と言うと、少し、さびしい顔と理解出来ない。という顔をしながら、


 「でも、よかったな!!」


 と、言ってくれた。


 仕事ももちろん、プライベートも頑張った。人間調子がいい時は、どんどん加速していく。


彼女が出来たのだ。


 8時半から、17時15分まで勤務し、その後デート。家に帰ってから、泥のように眠る。という生活をしていた。


 しかし、そんな生活も、一か月も続かなかった。






・祖父の死


 祖父が轢き殺された。


 自宅の前で、お見送りの車に近づいてしまい、車に巻き込まれ、そのまま死んで行ってしまった。


 あまりに唐突のことで、涙が出なかった。葬式でも、お通夜でも、火葬場でも泣かなかった。10年前の父親の時と、明らかに違うのだ。


 母親たちは、


 「あとで、爆発するから、気をつけな。」


 と、注意するぐらい、素っ頓狂な顔をしていた。


 仕事はより一層辛くなる。


 情報誌や書類を分類してくれと言う仕事だったが、自分には、キャパシティオーバーで、ゲームオーバーだった。


 次第に、通常の勤務でも、眠気が止まらず、その場で倒れこんでしまった。


 ここでも気づきがあった。


 上司にミスや怠惰を注意された時、自分は、


 「おい!自分!!何やってんだよ!!」


 と、上司と一緒に自分をいじめてはいけないという事だ。


 上司の命令に従うだけの人生だったら、奴隷にでもなればいい。刃向えと言っているのではない。自分自身を大切にしなさいということだ。自分自身を守れない人は、上司や周りの人を守れない。自分はそう思う。






・ガールフレンドに言われた、夏目漱石の一節


 人間調子が悪い時もどんどん加速して行く。


彼女から、


 

元ガールフレンド
「精神的向上心が無いな~!」



 と、メールで言われた。


 これには、深く傷つき、着信拒否、SNSの全てのブロック、迷惑メール設定をした。


それだけ、触れられたくないデリケートな部分だった。精神的向上心しか、自分には持ち合わせてないのだから。


 長野県に「おねがい*ティーチャー」の舞台になった長野県に行く途中、道を間違えて、3時間ほど予定より遅くなったとき、一人で3時間ほど、元カノの悪口を言っていた。


 ある時は、彼女の働く喫茶店に行き、彼女がレジ打ちをしている時もあった。そこには三年以上通っていて、毎回、「ごちそうさん!」と言って、帰るのだが、元カノがいるとき、それをしなかった。


 その当時、今は振られてしまったが、本命の女の子の店員さんがいた。


 元カノ、狙っている女の子、自分。と、板ばさみになっていた。これを打破するためには、何をすればいいのか。暗中模索していた。


 2013年の12月30日、メルマガが送られてきた。「ビジネスブックマラソン」というメルマガに、このような本が紹介されていた。

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