『一年間うつ病で自宅に引きこもった派遣社員が、一部上場企業からヘッドハンティングされるまで    第二回目』

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前編: 『1年間うつ病で自宅に引きこもった派遣社員が 一部上場企業からヘッドハンティングされるまで 第一回目』

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『1年間うつ病で自宅に引きこもった派遣社員が、一部上場企業からヘッドハンティングされるまで 第二回目』



~うつ病の深みにはまり込む~



母親の残した借金・父親が脳梗塞で倒れ意識不明の重体・母親の死去・葬儀の時、妹と二人絶望に明け暮れた事・借金の整理で走り回っていたいた事・更に父親のリハビリなど本当に様々な苦労が怒涛の如く重なり、ようやく父親が社会復帰出来るようになるまで回復した時、僕の心はとうとうボロボロになり、壊れてしまいました。



何をするにもやる気が出ない、世の中がどうでもよく思えるような状況で仕事も手につかなくなりました。

「燃え尽き症候群」のような状態になってしまいました。



その後近所の病院に受診すると「うつ病ですね」と言われました。

本来ならショックを受けるような状況なのですが、それすらもどうでも良いと思えるくらいに何も考えたくないような状況でした。

そしてとうとう働けなくなるくらいまで精神状況が悪化し、派遣社員の仕事も辞めざるを得ませんでした。



ですが、最初は「うつ病」だと言われたもののそこまで深刻には考えていませんでした。

それに、医者からうつ改善の精神薬を処方されていましたが一切飲みませんでした。

母親の手術の時何回も頭の手術が上手くいかず、そのたびに繰り返される意味不明な釈明、急に担当が変わったり医療ミスを隠すような言動などがあったのでそもそも医者や病院の事をあまり信用していなかったというのもあったのかもしれません。



「うつ病」の事をよく知らなかったのもあるのですが、「ただ一人になりたい・・・」「誰とも会いたくない・・・」「どこか景色の綺麗な海を見てぼーっとしたい・・・」

というような感じでした。

たぶん「色々な物事に疲れ果てていたのです」



このように書くと疲れ果てていたのは「母親の死去や父親が脳梗塞で倒れた事、母親の残した借金の整理」で疲れ果てていたように思われるかもしれませんが、それだけではありません。

派遣社員として営業の世界で働く中で、正社員との待遇の格差、営業成績が悪いとすぐにクビになる恐怖、理不尽な営業の世界などにも疲れ果てていたのです。

燃え尽き症候群というのもありましたが、もうこれ以上働きたくない、この世の中と関わりたくないというような気持ちでした。



仕事を辞めて時間が出来たので、家の近くの海に人があまりいない平日の昼間を選んで海を眺めにいきました。

少しでも心が晴れたらいいなと思って行っていたのですが、心が晴れることはまったくありませんでした。

ただただ時間だけが過ぎていく、自分だけが世界から取り残されたようでした。

自分はもうこの世の中から必要とされていないように思えました。

自分の社会的なキャリアと言っても正社員経験もなく、あるのは派遣社員でインターネット回線の獲得営業をしたという経験だけ。

しかもうつ病で引きこもっている・・・

こんな自分を欲しいと思う会社なんてあるわけがない・・・

もう一生まともな生活は出来そうにない・・・

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