『一年間うつ病で自宅に引きこもった派遣社員が、一部上場企業からヘッドハンティングされるまで    第二回目』

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前話: 『1年間うつ病で自宅に引きこもった派遣社員が 一部上場企業からヘッドハンティングされるまで 第一回目』


インターネットを見ていると「派遣社員になったら人生負け組」とか書いてあるのを見ると、「いま派遣社員どころか、元派遣社員で引きこもり中」の僕なんて

負け組どころかゴミやダニだと思いました。

そんな生きる価値が無い死んだ方が世の中のためのような僕にメッセージをくれたのは本当にうれしかったです。

また、必要とされている事が何よりうれしい事でした。



インターネット回線の獲得の仕事は正社員ではなく、残念ながら前と同じ派遣社員でしたが働くことが出来るなら何でも良いと思いました。

ただ、派遣社員といっても面接があるので、働けるのはそれに通ったらの話です。

約1年間引きこもっていて家族以外とは誰とも話していなかったので、コミュニケーションがちゃんととれるかも怪しい状態でした。

ただ、オンラインゲームのチャットで仮想世界ですが、コミュニケーションをとっていたので日本語はしっかりと覚えていたのが幸いです。



その後面接を受けに大阪にある派遣会社のオフィスに行きました。

自宅が神戸なのですが、久しぶりに乗る満員電車、大都会の人ごみ全てが久しぶりでした。

それだけでもうフラフラで疲れ果てていましたが、面接まではなんとか頑張らないといけません。

その後面接では「前職で同様の職種での経験があったこと」「引きこもるまえまでの勤務態度や営業成績はそこそこ優秀だったこと」「以前の同僚からの推薦」が功を奏したのか、なんとか採用されることが出来ました。

1年間の引きこもりという社会的なブランクがあったものの採用されたのは今考えても不思議です。



もし、あの時ここで不採用になっていたら僕はおそらく自殺をしていたでしょう。

そして、今ここにいることも無いと思います。

とにかく私は文字通り「九死に一生を得た」のです。

なんとか社会復帰の糸口をつかんだ私は生きることが出来ました。

僕が26歳の時です。




今回のストーリーはここまでです。




ここからも本当に苦難の連続でした。

派遣社員として社会復帰したものの、死んでいた方が楽だったと思えるような事も何回もありました。

タイトルにある一部上場企業からヘッドハンティングをされるまでにはまだまだ苦難の連続でした。

次回も起こったままをありのまま脚色をせずに綴っていきたいと思います。

会話調のストーリー仕立てにするとどうしても若干の脚色が混じってしまいます。

私のスタンスとしては事実を事実としてありのままに綴っていきたいので、少し読みにくいかもしれませんがご了承願います。



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『1年間うつ病で自宅に引きこもった派遣社員が、一部上場企業からヘッドハンティングされるまで 第二回目』

を読んで頂きありがとうございます。



このストーリーが読者の方の何かの人生のヒントになれば幸いです。

また、今うつ病で悩まれている方、人生に深く落ち込み絶望を感じている方がいらっしゃったら少しでもお役に立てたら嬉しいです。



実は私は今ヘッドハンティングをされた一部上場企業「エディオン」を退職し、個人事業主として働いています。

「オンラインダイエットコーチング」というインターネットを使ったオンラインでダイエットの個人指導をする事業を運営しています。

エディオンではエリアマネージャーという役職で給料や待遇に不満があったわけではありません。

ヘッドハンティングで入社をしたので待遇面は破格でした。

派遣社員として働いていた頃や生きるか死ぬかと言っていた頃よりは遥かに恵まれていました。

ですが、私は独立し個人事業主として働く道を選択しました。



今回の『1年間うつ病で自宅に引きこもった派遣社員が、一部上場企業からヘッドハンティングされるまで』の連載が終わったら、番外編として何故エディオンを辞めて起業をしたのかについても書き綴っていこうと思っています!


⇒第1回目はこちら


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