ブラック企業の脱サラ凡人が本を出すテレビ出演アーティストになった金コネ才能なしの成幸物語3

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ショッキングな出版業界の真実

     


「やっぱり、20代で本を出したい」という気持ちは変わらぬまま、脱サラして1年が経った24歳のある日のこと。


僕は知り合いの飲み会で出版関係者の人と初めて話すことになりました。


出版社に突然、「本の出し方を教えてください」っていうのは100%門前払いされるだろうし、どうすればいいのかを聞きたかったのです。


質問をすると、意外すぎる言葉を耳にしました。


「キミ、出版したいの? 60万円オレに払ってくれれば出せるかもね」


出版関係者はいきなり僕にそう言い聞かせました。


金なし、コネなし、才能なしの凡人が60万円もの貯金があるわけがありません。


(そんな大金、ポンと出せたら苦労せんわい~!)


と言い返したい気持ちになりながら、お金を出せば本が出せるという事実を突きつけられました。


無知な僕にとって、これはけっこうショッキングな出来事だったのですが、さらにショッキングなことに心臓麻痺を起こしそうでした。



「そのお金でさ、編集者にいい思いをさせるんだよ。●の世界を使って……」


ようするに、本を出したい人から渡された大金を使ってワイロするという話。


そんな仕事をしているこの人に出会った僕は、ショックを通し越して怒りモードに変わっていました。

(やっぱり、こういう人はどの業界にもいるんですね)



(キサマ……、子どもにサンタクロースの正体を簡単に明かすような言い方でそんなことを……!)


これまた心の中でブチ切れそうになりながら、怒りが燃えていました。

(フリーザに怒ったスーパーサイヤ人の悟空のように)


しかし、


「そういう本の出し方もあるんですね」


と、平静を装いながら僕はこう返しながら、同時に心の中で叫んでいました。


みんなの読んで良かった!