ブラック企業の脱サラ凡人が本を出すテレビ出演アーティストになった金コネ才能なしの成幸物語7

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出版編集者と著者の温度差

     


多くの編集者は出版ド素人の僕に、なりふり構わず質問攻めをしてきました。


「もっとここをこうした方がいい企画書になるんじゃないでしょうか?」

「実際にこの本を出したら、どれくらい著者は販売できるのでしょうか?」

「次はいつメディアに出演されるのでしょうか?」


このように、表面的なことを中心に話してくることがほとんどでした。


(そんなことに即答できたら、苦労せんわ~!!)


そう心では思いながらも、冷静になって考えてみました。


それらの質問は確かに的を射ています。


しかし、出版業界を熟知していなくてまだ本を出したことがない僕には、一緒に本を創っていくことがいまいちピンとこなかったのです。



「ノウハウ本よりも、これまでどう生きてきたかのストーリー本を読んでみたいです」


この日は、Mさんに言われて心に刺さったことを思い出しながら、帰路へ向かっていきました。



(これまで生きてきた過程。自伝かぁ……)


ふと思い返せば、19才の時に本を出したいと漠然に思ったきっかけをくれた本の著者も、20代で自伝を出していました。


(自分にもストーリーを書けるかもしれない……)


かつて成功者たちから学んだことをレポートにまとめたり、新社会人になった時に同期にその小冊子を無料配布したりしていました。


なので、思ったことを文章として具現化することは、苦痛ではありませんでした。


しかし、幼少期からすべてをさらけ出して書く自伝には、まだ手を出していない状態だったのです。


自分の欠点、過去の弱点や人間関係などをオープンで伝えることは、非常に勇気がいることでもあるから。


そんなことを思っていたある日、フェイスブックにある出版掲示板に著者のTさんがコメントをくれていました。


みんなの読んで良かった!