へその緒の記憶 1

著者: Yazama Narumi

私の 「深い悲しみ」の始まりは…。

1歳になる前の まだ、小さな小さな私の目の前から

母が いなくなってしまった時から…その瞬間から…でした。

私の目の前から 母がいなくなった理由は…。

父が、単身赴任先に 私を連れて行ったからなのですが…。

私の母は…父から聞いた話ですが…その頃、布オムツだった私を

家に寝かせたまま、外出するような母親だったそうなので…。

私の父は…単身赴任先に 私を連れて行く決断をしたようです。

そして、父は…その単身赴任先で…父が仕事に行っている間に

まだ、生後9か月の私の世話をしてくれていた 

父の下宿先に住んでいた女性と「不倫」をしました…。

(当時、父は 26歳です。

「 目の前に妻がいない26歳の男性 」です。

 不倫相手は…下宿先が スナックの2階だったそうですが…

そのスナックのママさんの妹(22歳の女性)…でした。

 私が、男で…父親の立場だったら…。

私も、同じことをするかも知れないと思ってしまうような

状況だとは思いますが…。)

そして…父は…そのまま…。

母のところには戻りませんでした…。




父と不倫女性と私の3人暮らしが 始まったのでした。


その直後…父と母は 離婚をして…。

父は…その女性と結婚…。

その女性と父との間に娘が産まれて…。


私は…その後…その継母から「虐待」と呼べるような 

「しつけ」を受ける時がきてしまったのです。



( つづく )





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