中学校時代。
自分は浮いていたのかなんなのか
いじめにあっていた。
しかも2つの側面から
一つ目は学校。
学校にいけば
物を隠されたり、暴力を受けたり、言葉の暴力を食らっていた。
「お前なんて生きてる価値なんてないんだよ。」

「なんで自分がこんな目にあうんだろう。」
「もうやだ。。。。学校なんてなくなればいいのに」
毎日の重たい感じがとても窮屈だった。
早く学校終わらないかな。そんなことばかり考えていた。
ならば学校に行かなきゃいいと思ったがそういうわけでもなかった。
もう一つのいじめは両親からだった。

家に帰ると。
「勉強しろ。」「なんでお前はこんなにできないんだ。」
「お母さんを悲しませないで。」
という言葉の雨。
家に帰っても心は休まらない。
自分の居場所はどこにあるんだろう。。。
自分を認めてくれる人は誰なんだろう。。。
学校から帰る時にずっとどこかの公園でぼーっとしてたこともあった。
このときが一番安心するときだったのかな。
家庭環境もズタズタだった。
両親も仲が悪く離婚。
母に引き取られて再婚するが
母は自分の人生が辛くなったのか自殺して亡くなってしまう。

学校、家どちらにいても辛い現実。
両親なんてやっぱり最低だ。
父親も母親も形ばかりで愛なんて存在しないんだ。
頼れるのは本当に自分だけしかいない。誰かに頼ってもどうせ見放される。
そんなことを心の中で感じていた。
「この世界なんてなくなってしまえばいい。」
そんなことをずっと思っていた。

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それから高校、専門学校へ
楽しいわけではなかったが中学校よりはよかった。
クラスで浮いていた存在かもしれないけどいじめには合わなかった。
両親とは口は聞かないが、罵倒されることはなくなった。
自分の中では平和な日々を過ごしていた。
そしてwebデザイナーとして都内で就職することに。
両親の再婚。
それから父親が再婚をした。
この時の父親は新しく再婚した父親なので全く血が繋がっていない家庭環境が
出来上がった。
自分は血が繋がっているかどうかはあまり気にしなかった。
このとき自分は都内で一人暮らしをしていて、両親は地元の茨城で暮らしていた。
そんなある時、電話がかかる。

プルルルルルルルル。
父「「あのな、新しいお母さんがけんたろーが嫌いみたいなんだ」」
こばけん「「えっそうなの。。。」」
なんともいえない、心が強ばった瞬間。
父「「それでな、縁をきってほしいんだ。家族として」」
こばけん「・・・・・・・」
心が凍り付いて何も考えたくない。
「うん、そうだね」
人生なんてこんなもんだと自分の中に言い聞かせていた。
感情なんてもはやフル無視。

感情をいちいち考えていたら自分の人生なんて生きていけない。
嫌な感情が出ても抑えていないといけないんだ。
やっぱり親なんてあてにならない。
本当に一人で生きていくしかないんだな。
そんな風に考えていた。
そして家族の縁を切った。
正真正銘の一人になった。
誰も頼る人がいない。
一人で頑張って生きていかなきゃいけないんだ。

仕事・私生活も荒れ果てていた。
「仕事がしんどい。。もう死にたい。。。。」
週6日、毎日終電。

初めての会社だった。
とにかく必死で働いていた。
毎日毎日、上司から馬鹿にされる。怒られる。
「お前ほんとできないなー」
「会社の恥だよ。お前は」
「独立を考えている?一生無理だよ」
そんなことを言われ続けていた。
嫌で嫌でしょうがなかった。
会社に行くのがとにかく辛かった。
辞めたいと思ったけど
自分には家族もいないし頑張って自分が食って行くぶんは稼いでいかないといけない。
「家族はもうないんだしとにかく仕事を頑張らないと。。。。」
そんなことばっかり考えていた。

プライベートもズタズタだった。
部屋は散らかってるし、食事はコンビニ弁当。
水道光熱費を支払い忘れて止まることもある。
恋愛や友達関係もズタズタ。
とにかく毎日生きてるだけで必死だった。
でも立ち止まったら終わりな気がしていた。

この時の顔。
顔がガチガチになっていて無表情。
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自分を変えたい
今の自分をなんとか変えたかった。
このままではいけない。何かを変えないと。。。

色んな本を読みあさったり自己啓発のセミナーにいったりしていた。
セミナーにいって仲間ができたり知識を身につけたりした時は
とてもいい気分だった。
なんだか強くなった気分だった。
でもそれは少しだけのこと。
時間が経ったらなくなるなるし
会社での厳しい現実は何も変わらなかった。
なんとなく違うことは感じていたけど自分を変えるのをとめてしまったら
未来はない。
そんなことを考えながらとにかく前へ前へと向かっていた。
そしてあるとき、運命を大きく変える出来事に出会う。

