第5話:絶対に満たされないコップ|「死にたい」と二度思うときから本来の自分を思い出す物語
==============================
前回のおはなし
第4話:独立なんて絶対無理|「死にたい」と二度思うときから本来の自分を思い出す物語
==============================
フリーランス開始1年半後。
収入はご飯も食べられるし、旅行も行けるようになってきた。
自分の中で自信になっていた。
仕事が楽しかった。
自分は何もできないと思い込んでいたけれど
自分は色々ほんとはできたんだ。
やればできるんだ。
嬉しくてしょうがなかった。
暗黒のような人生を送ってきたけど光はあたる。
そう思いながらニヤニヤしていた。
=====================================
が、なにか違和感を感じていた。
大きい物ではなかったけどなにか小さいようなもやもやするような
言葉にはしづらいけどなにかいやなかんじ。。。
とりあえずなんとなく違和感があるけど見ないようにしていた。
自分のプロデュースしたプロジェクトが大人気になった。
自分は割と仕事においては成果主義だった。
この1年半で色々成果を出してきた。
自分でプロデュースしたサイトを人気サイトにしたり。
クライアントさんの手がけるものは本気で常に成果を追求していった。
自分の関わった案件がすごく人気が出て利益も出た。
その時はスゴく嬉しかった。
満たされた感じだった。
徹夜まではしないまでもほとんどの時間を仕事に費やしていた。
仕事で成果が出せるのが楽しかった。
================================================
ある時自分は、休暇で海の浜辺にいっていた。
あーーーーーーー気持ちいいなーーーーーーーー。
海を見ていたら、空しさがこみ上げてきた。
あれ、なんだろう。
こんなにも成果を出したのになんでこんなに空しいんだろう。。。
ほんとうは楽しいはずでしょ。
なんでこんなに空しいのかな。
「ねぇ?もっと?もっと成果をださないといけないのかな。」
でもなにか限界や違和感を感じていた。
なにかこのままではいけないきがする。
何度このパターンを繰り返してきたんだろう。
「成果を出さないと!!」
この窮屈な感じはなんだろう。
ざわざわざわ。
「何のために仕事をやっているんだろう。」
そう思わずにはいられなかった。
本当は幸せなはずなのになんでこんなに辛いんだろう。。
次の目標はどうしよう。何をすればいいんだろう。
目標がないとなにかざわつくかんじだった。
走っていないと不安で不安でしょうがなかった。
ただただそのときは不安だったんだ。
=====================================
著者の小林 謙太郎さんに人生相談を申込む
- 1
- 2
著者の小林 謙太郎さんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます