最終話:自分の未来は自分で作れる|「死にたい」と二度思うときから本来の自分を思い出す物語
ついにこの話も最終話です。
私の中で禁止にしているいや見たくないワードがあった。
それは「家族」
実家はない。
かといって実家がないですなんて初対面の人には話せないので
とりあえず栃木というようにしていた。
「実家を聞くなんてなんだこのやろうーーーーー!!!」
とか思ったりしていたけど
初対面の人だったり聞いてくるほうに悪気はないので
自分の中でとにかくイライラしていた。
このぶつけようが無いイライラはどうしようもなかった。
特に年末の正月が辛い。
年始の正月はみんな実家に帰るけれど自分に帰るところは無い。
ただただ葛藤していた。
葛藤を通り越すともはや家族とはなんなのかわからなくなってきた。
親っていったいなんなんだろう。。。。?
という疑問になっていた。
============================================================
幸せとはなんだろうと考えたときにどうしてもひっかかるのは家族だった。
ようやく重い腰をあげて向き合うことにした。
でもどう向き合えばいいんだろう。と思っていた。
岡山の父(一番初期の父)とは半年に1回は会っていた。
「けんたろー大人になって頑張ってるなー。」
言葉は大事にしているような口調を言っているが、
私は信じられなかった。いや信じたくなかった。
話をきくときに私は前提をつけていた。
「私は絶対に愛されているわけがない」
この前提を何が何でも守りたかった。
そのときは守ってる自覚はなく
ただただ、その意識だった。
ただただ会ってるときはなぜかイライラしていた。
「こいつは何をいまさら言っているんだろう」
自分で向き合うと言ったくせにお腹から出てくる言葉はそんな言葉だけだった。
両親と向き合うといったもののカタチだけ再会して結局のところ何も変わらない。
そんな事実にただただもやもやしていた。
===========================================================
両親と向き合うといったもののカタチだけ再会して結局のところ何も変わらない。
そんな事実にただただもやもやしていた。
・
・・
・・・・
・・・・・・
ふとあるとき友達と話していた。
愛されてるかも??????
いやいやいやいや、そんなわけないでしょ。
「みじめな自分を維持したい。」
この言葉にすごくひっかっかった。
きづいてしまった。
自分はみじめだ。
常にその前提があった。
でも言われてきづいてしまった。
自分はみじめだなんじゃなくてみじめになりたかった。
みじめになってかまってもらいたかった。
誰に?かというとまぎれなくも両親だった。
自分は愛されてない。
その想い・信念を認め続けることで
両親からかまってもらえるんじゃないかって思い込みがあったんだ。
このときにきづいてしまう。
自分で自分を不幸に陥れていたと。
著者の小林 謙太郎さんに人生相談を申込む
- 1
- 2
著者の小林 謙太郎さんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます