最終話:自分の未来は自分で作れる|「死にたい」と二度思うときから本来の自分を思い出す物語

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そして怒り・悲しみの感情とひたすら向き合うこと半年。





・半年後



再び覚悟を決めて父に会いにいった。

不安はそんなになかった。


父イメージ


全く違うイメージで見えた。

あれこんなにおとなしい人だっけ。



全然イライラしない。


そのときは父は新しい人と再婚をしていた。

とても雰囲気がよく優しい人だった。



うちの旦那はええ人やでー。とても器も大きく優しいわー。

「事実」を確認すると父はどうやらいい人だったみたいだ。


本当に?


あーあのお父さんね。とっても器が大きく、大事にけんたろーのこと育てておったよー。
あーあのお母さんかー。すごく優しく明るい人だったでー。
ただけんたろーくんのこと頑張って育てすぎてる感はあったなぁ。
あーお母さんかー。
すごい素敵な人だったけどなんかうまくいかんかったなぁ。きまづかったけどお互い大事に育てとったよ



全てが腑に落ちた。


そうか父も母も悪くなかったんだ。


なんかのすれ違いで勘違いしてただけだったんだ。



自分には家族があったんだ。


その日は3人でご飯を楽しく食べた。





「あーもう死にたい。」


自分にはそう思う時期が存在していた。

どうにもならないと思っていた。


だけど人はどんなに絶望的な状態からでも意思を持って

自分と向き合えば自分の作りたい未来に進めるんだと確信。


やりたいように人生いきましょ。


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