何で?なんでいつも結果を残せないんだろう・・・42歳で会社を辞めて、やっとわかった「結果」を出す為の方法
リングで闘うボクサーの重心は、前足6後足4にあるといいます。
基本姿勢が前のめりなんです。
常に相手に向かっていつでも攻撃出来るように。
攻撃された時はいつでも後ろに避けられるように。
闘う姿勢とはそういうもの。
例え、その相手が人生だとしても。


小学生の頃、ジャイアンのようないじめっ子がいました。
会うたびに犬の真似させられたり、なんか(忘れた)色々と命令されたり。
一ケタ年齢ながら、陵辱された感をたっぷり味合わされてました。
どうすればジャイアンと会わずに済むんだ?
思いついたのは、
遊びに行く場所を変えて、
見かけたら逃げる。
そのうち、相手が引っ越してくれたおかげで、
ぼくは平穏な日々を取り戻しました。
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高校生の頃、他人よりちょっとだけ背が高く、
中学時代、体育の授業でバスケが得意だったぼくはバスケ部に入りました。
バスケはモテる。
当時から思い込みの激しい性格でした。
が、
公式ルールの元では、完全に無力でした。
中学の頃からやってる、ぼくより背の低い部員に全く付いていけません。
レギュラーなんか取れそうに無いな
ぼくはバスケ部を辞め、体育館で頑張ってる部員を見ながら、
無駄な努力を止めた自分は勝ち組だと言いきかせんばかりに、
友達と遊びまくりました。
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大学の頃、バイトが楽しくて授業に出るのが面倒くさくなり、
留年しました。
大学を辞めようか悩んだあげく、
親の反対と「大卒」という2文字が役に立つと信じていたぼくは、
学費を稼ぐ為に三交代のきついバイトに変えました。
どうすれば時計の針って早く進むんだよ・・・
バイト先では、毎日それだけを考えて1年過ごしました。
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16年間サラリーマンをやりました。
責任感を持つことを学び、自分のペースで仕事が回せるようになりました。

会社の同僚にカッコつけて話すものの、
(この生活を捨てるのは、この歳じゃ無謀だよなぁやっぱり)
という本音が常にセットです。
半分以上冗談混じりで交わすそれらしい会話は、
会話が盛り上がれば盛り上がるほど虚しさが後から押し寄せる。
ほとんど思春期の自慰行為と同じでした。
気が付いたら42歳でした。
重心は常に後足のまま。
適当に逃げ方ばかり探して、
マトモに闘う人々をシラけた目で見てる自分を、肯定して生きてました。
適当に走った方が、転ばないし、怪我しないし。
プライドだって傷付かないし。
何の疑いも無く、これが正統な生き方だと確信していました。
つい最近まで。
世の中で生きていくためには、みんな何かと戦って生きてます。
大人も子供も。男も女も。犬猫も。
学校でのイジメかもしれない。
受験かもしれない。
会社での営業かもしれない。
隣の家のニャン吉との縄張り争いかもしれない。
世間の目、しがらみ、負い目、過去の失敗、貧困、恋愛、そして自分。
平気な顔して、幸せそうな顔して、いつも笑顔で、
それでも人は(犬猫も)常に何かと戦ってます。
あなたの重心はどっちにあるだろう。
学校に行ってまたイジメられたら、もう行くのはよそう。
もし、受験に失敗したら就職するか、いや後1年くらいは浪人でもいいか。
営業先の社長が居なかった。しょうが無い、また今度出直そう。
ニャン吉こえーよ。
いつでも逃げられるような気持ちで闘うと、重心は後ろ足になります。
重心が後ろ足だと、闘い方が逃げる方法しか浮かんで来ません。
ダメだった時の対処法しか浮かんでこないんです。
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