”やりたい事は人を喜ばす事です!”とほざく偏差値30のウザい系大学生が、在学中に某企業の営業部長となった話。かまぼこ屋編

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僕の父は家族を養っています。



僕たち家族を養うためには

製造もできないかまぼこ屋1店舗では

足りるはずがなかったのでしょう。

後を継いだはずの店を

急に辞めたってことです。




今考えると、

後継ぎでその行動は

親戚からの信頼を削ぐ行為ですが、

仕方なかったとさえ思えるような行為です。




むしろ父にもプライドもあるはずなのに、



そのプライドを捨ててまで、


親戚の信頼を捨ててまで、



その行動をとったわけです。

今となっては尊敬に値する行動です。






そんなある日、







「どういうことやねん!!!!!!!」



1階から怒鳴り声が聞こえてきました。

父と親族がケンカをしているようでした。


またある日には

母が夜中泣いていました。


またまたある日には

新人が雑に扱われる引っ越し屋で

一生懸命働いて帰って来る

疲れた父を見ました。







ちょっと前までは楽しかった。






母とストーブで温まりながら餅を食べたり、

遊戯王したり、従兄弟とボール遊びしたり、

隣の饅頭屋のおばちゃんとお喋りしたり、

売れ残りのおいしいかまぼこを食べたり、、、



そんな思い出の場所が、

ただの、石だらけの、

何も無いサラ地になっている姿を見ました。




「なんなんこれ。。。」

「もう昔みたいにはならんのかな。」





すっごく寂しくなってきてしまいました。



みんなでもっと笑いたい。

みんなでもっと喋りたい。

仲良くしようや。

みんな暗いって。






そんなときに思ったことがあります。






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