もう恋なんてしないなんて、言わないけどやっている【第2話】
プロフィール
白井 真一 32歳
趣味はゲームや映画を見ること。
自称『フラグブレイカー』
オフライン恋愛 < オンライン恋愛
そんな三十路過ぎの恋愛遍歴と経験を語る。
中学時代
オンライン恋愛の話をする前に、僕自身の恋愛観について固まった中学時代の話をしようと思う。
思い返せば、すでにこのあたりからフラグブレイカーの片鱗が見えていたような気もする。
中学時代の僕は剣道部の主将をやっていたり、昼休みにサッカーをしたりと、割りとスポーツマン方向に傾いていた。
しかし、よくつるんでいたのはゲーム仲間であるのは変わることなく、アニメやゲームの話題をすることが好きだった。
その中で、珍しく女子とも交流がこの時はあった。
生徒会関係の友人が多かったこともあり、その友人の友人なところで頭のいい女子と知り合いになりアニメの声優の話で盛り上がっていたことがある。
もう20年近くも前のことだが、趣味をちゃんと共有し合えた異性のはじめは彼女だったように思う。
中学を卒業した先の話がでたとき、声優の試験に挑戦してみないかとその子から誘われた。
僕自身も演技をすることにこの当時も違和感はなかったので、OKをし二人して名古屋まで試験を受けにいった。
けど、合格をしたものの高額な授業料を前にふたりとも夢を諦め、地元の高校に通うことになり。
なんとなく、それから距離が開いてしまった。
中学時代のコイバナとしては、後輩が好きらしいという話を聞いた時に「恋愛するなら高校からがいいなぁ」とこぼしたのを聞かれて、間接的にフッてしまった経験もあった。
そんな経験があったために、どうもリアルの女はよくわからないと恋愛について億劫になっていくのは自然の流れだったかもしれない。
……続く
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