もう恋なんてしないなんて、言わないけどやっている【第3話】

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二次元との出会いと目覚め



 中学を卒業した僕はあまり女子とかかわらない男子校でもある地方の工業系高校に通うことにしていた。

 時代は1999年で、ゲーム機はプレイステーションからプレイステーション2へと変わっていった世代であり、パソコンも同じように発展していった時代だった。

 そこでの僕は学業をそこそこにしつつも、コンピューター部というなのパソコンで遊んだりするフリーダムな部活に入り、ゲームの世界へのめり込んでいた。

 

 そんな中で、二次元の美少女に目覚めた大きなキッカケとなるゲームが1999年の11月25日に発売された。


 


 ときめきメモリアル2である。

 初代ときめきメモリアルはそれほどはまらなかったのだが、このときめきメモルアル2はキャラクターデザインがものすごく好みであったため、僕は徹夜をして遊ぶくらいにハマった。


 隠しキャラを含めた全キャラの全ルートをクリアするくらいに遊び、名前を呼んでもらうための別冊雑誌まで買い集めるほどにハマっていた。


 バイトもしないで遊べたのは、奨学金で学校にいっていたため、あとで自力で返済するからと月々の学費で余った分があったからだ。

 

 熱中できる対象を見つけたのはゲームの中だったのは、悪いコトだったかもしれない。

 しかし、それ以上の出会いをこのときめきメモリアル2は運んできてくれた。


 それは「ひびきのネット」という、今で言うSNSの先駆けのような存在だった。

 ……続く

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