軍艦島へ、観光地化される前に上陸した話 第二回

前話: 軍艦島へ、観光地化される前に上陸した話 第一回
次話: 軍艦島へ、観光地化される前に上陸した話 第三回

2007年8月8日その日、仕事を終えると

事前に旅の準備をしておいた荷物を

当時の愛車、ランサーエボリューションⅢに積み込み

軍艦島への熱い思いが、朝まで待てず

夜のうちに、国道1号線で愛知県を出発した。


しかし、お盆休みの連休前夜ゆえに

西へと帰省する方々の渋滞に巻き込まれ、名阪国道に乗るまで

永遠と続づきました。


愛知からの出発なので、トヨタ関連企業も一斉に休みになり

全国各地からトヨタへ働きに来ている人々が、この時期各地へと帰って行くわけです。



大阪に入ってから、再び渋滞が始まり

ランエボⅢのやったら重いクラッチに、私の左足が悲鳴をあげつつも

国道2号線で、ひたすら西へ西へと

気合と根性で走り続けました。


横に長い岡山県を抜け、広島県に入ると

私の体力が底をつき、眠気も限界に達し

もうコレ以上走ったら危ないと判断したのか、セコンドからタオルを投げられ

国道の路肩に車を停め、その夜はランエボの中で車中泊をしました。

真夏の蒸し暑い時期、それは物凄い寝苦しい熱帯夜だったものの

体力の限界の方が勝った様で、朝まで熟睡できました。

しかし、熱中症になってもおかしくない状況

皆さんも、危険なので真似しないでね!


明朝、汗だくで目が覚めたので

汗臭くて気持ち悪いこと山の如し、っと言うことで近くの温泉で汗を流し

再び、車を西へ走らせた。



ここで、やっと長崎まで半分来たところでしょうか

一箇所立ち寄りたい所があったので、寄り道することにしました。

それは、軍艦島上陸の気分を更に高揚させる場所。


瀬戸内に浮かぶ「大久野島」通称「毒ガス島」とか、最近だと「うさぎ島」なんて呼ばれ方もしている島。

ここでは長くなるので、詳しく書きませんが

戦争廃墟が無数点在する島なので、一度行ってみたかったのです。



島を巡って、更に西へ車を走らせ

関門海峡だけは、高速道路を使用して

九州初上陸しました!!


福岡に入る頃には既に夜になっており

道も方角もわからい為、当時のポンコツDVDナビに従って長崎を目指していました。


昨夜同様に、力尽き

博多辺りを走行中でしたが、路肩に車を停めて

蒸し風呂ランエボのリアシートで就寝。



翌日、やっと長崎県に入る。

思えば、遠くへ来たもんだ~♪

わたくし、最早ホームシック・・・。


この日は、そんなに移動していないものの

疲れは、やっぱり溜まっているようだったので

スーパー銭湯で、ひとっ風呂浴びて

そのまま仮眠室みたいなところで、12時間位寝てしまいました。


余程疲れたのでしょう。

しかし、仮眠室はエアコンが

ガンガンかかっていたのが悪かったのか

目が覚めたら、酒飲んでないのに二日酔いの如く

頭痛と吐き気でフラフラな状態だった・・・。



寝すぎて、二度寝しようにも寝れずで

とりあえず、スーパー銭湯を出て風にあたろうと思い

埠頭辺りで涼みながら、嘔吐しまくってたら

運悪くも、2人組のゴロツキに絡まれることになったのだ。

私がこんなに苦しみながら嘔吐しているというのに

そのゴロツキ2人組は、赤色灯回した車で私に近づいてきて

免許証の提示を求めてくるのです。



相変わらずウザい奴らだと思いつつも、免許証を提示してグッバイフォーエバー!

私が具合悪いと主張しているのにもかかわらず

即座に立ち退くよう言てきやがる。

まったく、血も涙見ない輩だ。


仕方なく近くのコンビニの駐車場で

日が昇るまで仮眠をとっていると、徐々に体調を取り戻し

朝食を無理やり詰め込んで

まずは軍艦島のお隣である高島町へ渡ることにしました。


続きのストーリーはこちら!

軍艦島へ、観光地化される前に上陸した話 第三回

著者の内藤 亮さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。