【第17話】『奇跡のおばちゃん』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜

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子どもは正直、


ウォシュレットは神、


温泉は効く、


人間の回復力は凄い、


道は繋がっている、


常に季節が移り変わっている、


僕は自然が好きだ、


知らないことがたくさんある、


話を聞いてくれる人がいる、


応援してくれる人がいる、


色んな人がいて、


色んな生き方がある…



数え切れない程、たくさんのことに気が付き、学ぶことが出来た。


「知っていること」と、

「分かっていること、出来ること」は違う。


実際にやってみて、初めて分かった。


ちゃんと理解した。


ちゃんと納得出来た。


これは、うつ病になった今の僕だからこそ、

生きること、そして死ぬことに疑問を持った

このタイミングだからこそ、気が付けたことだと思う。


そして、僕が分かったことはすべて、

今の僕が求めていたことであり、

今の僕に必要なことだった。



出来事には、良いことと、悪いことの両方の側面があり、必ず意味がある。


そして、起きたタイミングにも大きな意味がある。


と思う。


ほんの数ヶ月前、幸せ街道真っしぐらだった僕は、

病気になり、休職し、婚約破棄になり、うつ病になった。


自殺しようと思った。


一見、悪いことにしか見えないが、


休職し、時間が出来た。


婚約破棄になり、自分だけの意志で選択出来るようになった。


うつ病になり、自分自身に疑問を持った。


自殺しようと思い、旅に出た。


そして、色んなことを経験し、感じることが出来た。


当たり前のことが、美しいと感じ、

嬉しいと感じ、ありがたいと思えた。


こんな素晴らしいことは無いと思う。


そんな大切なことを今までの僕は忘れてしまっていた。


それを思い出させるキッカケをくれたのが、地獄のような出来事であり、

それを思い出させてくれたのが、今まで当たり前に見過ごしていたモノ達だった。



「失ってから大切さが分かる。」



本当その通りだ。


でも、失ってからその大切さに気が付いても、後の祭りだ。


失ったモノは戻ってこない。


だから僕はこう言いたい。



「失ったからこそ価値がある。」



失うという経験は誰もが出来ることじゃない。


失うということにも、意味があり、価値がある。


しかし、価値があるモノにするかどうかは、自分次第。



当たり前のことに疑問を持ち、


考えに考え抜く。


多くのモノに触れ、多くのことを感じ取り、


それを納得するまでやってみる。



価値を創るのは自分次第なんだ。


疑問、思考、体感、


これらを実践、実行し続ける。


それが、挑戦。


そして、成長ということだと思う。


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