オーストラリア留学中にネット中傷被害に合い、裁判を起こした話(6)

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前編: オーストラリア留学中にネット中傷被害に合い、裁判を起こした話(5)
後編: オーストラリア留学中にネット中傷被害に合い、裁判を起こした話(7)

警察署へ行く


2月27日の夜、私はアイと警察署へ向かった。


警察署の中に入ると、チケット売り場のようにガラスで区切られた窓口があり、そこで警察官と話せるようになっていた。


私はとても緊張していた。


制服姿の警察官2人の姿が見えた。一人は40代くらいの男性で、もう一人は20代くらいの若い男性だ。


Hi.....

話しかけたものの次の言葉が出て来ない・・・困った。

私が助けを求めていることを察したアイが話し始めた。

アイ
Facebook上での嫌がらせについて相談したいのですが・・・
中年警官
・・・・はぁ?

2人とも怪訝な表情で、ただ「はぁ?」と聞き返した。


私はつたない英語で必死に状況を説明しようとしたが、全く聞いてもらえそうになかった。英語力の問題なのか、必死に説明しようとして支離滅裂なことを口走っていたからなのか、いやおそらく両方だったと思う。


悲しいくらい、まったく聞いてもらえなかった(泣)


必死の形相の私と反対に、警察官2人の表情は全く変わらない。


私が話し終えると、中年のほうの警察官がいくつか質問を始めた。迷惑そうな表情だった。

中年警官
その嫌がらせをしてきた人物っていうのは、君の友達なんだよね?
友達だったの!もう友達じゃない。ケンカしてからしゃべってない。
(当時の私の英語をあえて日本語に訳したら、このレベルかそれ以下だったと思う。)

警察官達から見たら、留学生が友人関係でトラブって嫌がらせを受けて、下手な英語でわめいてるようにしか見えなかっただろう。深刻さが伝わるはずもなかった。


アイはただ、心配そうにオロオロと隣で様子を伺っていた。

中年警官
で、その人物と君はどうやって知り合ったんだ?
友達の紹介!
アイ
私を通して知り合ったんです。だから申し訳なくて・・・。

警察官は相変わらず迷惑そうな表情をしていた。

中年警官
わかった、今日はもう遅い。また今度来るように。
!!!!

ここまでの短いやり取りで予感はしていたが、帰宅するように促されてしまった。


領事館では「もし日本で同じことが起きたら犯罪」と聞いたが、実はこの時点では私には迷いがあった。確かに、私は中傷を受けた。ただ、実際に物理的には何も危害を加えられていない。


勢いで警察署へ来たものの、果たしてそれは正しかったのだろうか?領事館の担当者は、ただ私を落ち着かさせるためにアドバイスをしたのではないか?私はただ動揺しすぎているだけなのでは・・・?


なので、矛盾するようだが、警官達が迷惑がる気持ちも理解できた。

ましてや不十分な英語力でわかりづらい説明…


ここで引き下がっては泣き寝入りだ・・・それだけは絶対に嫌だ。なんとしてでも、話を聞いてもらう必要がある。今回の件が、どれだけ私にとって深刻なのかをわかってもらわなければ・・・


どうすればいいのか必死で考えた。

みんなの読んで良かった!