8、専業主婦が、目指してないのに何故かタロット占い師になり、それを受け入れるまでの体験談(レイキ&前世療法)

前話: 7、専業主婦が、目指してないのに何故かタロット占い師になり、それを受け入れるまでの体験談(スピリチュアル元年)
次話: 9、専業主婦が、目指してないのに何故かタロット占い師になり、それを受け入れるまでの体験談(ホ・オポノポノ、ロミロミとの出会い)



無料のレイキアチューメント会へ

ハンドメイド活動と並行して、スピリチュアル路線が盛り上がっていた主婦6年目。

ネットで見つけた佐藤人志先生のHPによると、レイキは自然エネルギーで、誰でも出来て、一度伝授してもらえば一生使えるとのこと。


おお~っ なんて素晴らしい!

お金かからないし最高だわ! これは身につけない手は無い!


と、無料アチューメント会(レイキの伝授をする会)に申し込みました。他の人は、数万円で何日もかけて伝授している内容で、佐藤先生も数カ月前までは有料で行っていたものでした。が、当時の佐藤先生は、何か一大決心をされて、無料で一日で伝えるというスタイルに変更していたのでした。


スピリチュアルなことに、かなり傾倒していた私ですが、やはりまだ半信半疑な面も強く、夫にもスピ系の話しはあまりしてなかったので、無料で参加できる、という部分がかなりの後押しとなりました。


もし、数万円かかるとしたら、当時の私にはそこまで支払う勇気は無く、支払えない値段で、縁のないものとして、諦めていたと思います。


アチューメント会に行ってみると、佐藤先生は、思っていたより若く、パーカーとジーパンというラフな出で立ちで、ごく普通のシャイで優しいお兄さん、という感じでした。

「私が伝授してあげます。」という、上から偉そうにする感じは微塵もありません。

あまりにも、そういう感じが無さ過ぎて、驚きました。

私の中で、そういう世界の人というのは、いくら素晴らしいことを教えたり実践したりしていても、

どこか教祖っぽい、胡散臭い、威圧感がある、導いてあげる、というような雰囲気をまとっているものだろうという、先入観があったのです。

冷えとりを始めてから、先入観などは、だいぶ持たなくなっていたとは言え、まだまだ残っていました(笑)


勝手に予想していた佐藤先生のイメージは壊され、一見その辺に居そうな普通の人で、すごく謙虚なことに驚くと同時に、


謙虚なんだけど、自信もある、柔らかいけど、弱くない、明るいけど、重みもある、


という、実際には普通じゃない凄い安定感を感じました。


そのレイキのアチューメント会に集まっていた人々も、一見普通の出で立ちながら、中身はスピリチュアルなことに詳しい人々で、帰りのお茶でも、皆さんの不思議体験の話などを聞いて、とても盛り上がりました。

その当時、私が「怪しい」と決めつけてたスピリチュアルな人々の出で立ちって、どんな感じだよ?と、逆に聞いてみたい位ですが、パッと見、怪しい!という人は、1人もいませんでした(笑)

そのメンバーとは、その後も何度か飲み会をして、楽しく交流させていただきました。


アチューメント会の場では、実際に「これがレイキのエネルギー」というのをバッチリ感じられたわけではありませんでした。何しろ「目に見えないエネルギー」の初体験です。

ですが、何となく、この暖かい感じ・・・ちょっとビリビリするような感じ・・・

自分が「これだ」と思ってしまえばこれなのかも?

認めてしまえばそうなのかも?

「これだ」って言っていいなら「これ」だよね!?

という感じでした(笑)


とにかく、佐藤先生は、「もうみんな一生レイキが使える」と言っているし、これは信じたもん勝ち!

これからは自分でエネルギーを流すことが出来て、自然治癒力が高まるんだー! わーい♪

冷えとり&レイキで、もう怖いもの無いんじゃない?凄いな~♪ と、素直に喜んでました。


自分だけでなく、寝ている夫に夜な夜な手をかざして、ヒーリングしてみたりして(笑)


ただ、「人に怪しまれる」という思いはまだまだあって、相変わらず一部の友達にだけ話して、ブログでは一切書きませんでした。



CD聴いて前世が見えるかも!?

レイキアチューメント会に参加したのと同じ頃、友達が貸してくれたブライアン・L・ワイス博士の「前世療法」というCDブックで瞑想をしてみました。

CDで流れてくる誘導にしたがって、瞑想をして、深く瞑想できると前世のことが見えるかもしれない、というもので、今の自分に影響を与えている前世の出来事が見えたり、感じられたりすると、今の悩みの原因が腑に落ちたりして、それによって癒される。というCDです。

(ちなみに貸してくれた友達は、見えたことは無いと言ってました。)


とりあえずCDを流してみて、始めの2回は、最初に深い呼吸を繰り返している間に寝てしまって、目が覚めたらCDは終わっていました。

CDを聴き始めた時は、真昼間だったのに、目が覚めたら部屋も外も真っ暗!!

何時間寝てたの!?って、驚いたりして(笑)


これで前世が見えるとはとても思えませんでしたが、深い呼吸をして瞑想をする、ということ自体は、心と体のためにとても良さそうだと思いました。それまでは、自分で瞑想をしてみようと思ったことも無かったのです。

そして、そろそろCDを友達に返さなければ、と思い、「最後にもう一度!」と、期待せずにCDを聴いてみたところ、前世らしきものが見えました!


***


ヨーロッパの田舎の森の中、まだ12歳くらいの女の子の私は、ひとり馬車の中で揺られていました。

遠くの地主の家に嫁に出された道中でした。


お父さんは、本当はまだ幼い私をもっと手元に置いて、愛情を注いで育てたいと思っていました。

嫁に出すのは早過ぎる。でも、育てるのに十分なお金も無い。

まだ幼いこの子を嫁に欲しい、と言ってきた地主は、この子のことを本当に気に入っていて可愛がってくれそうだ。

貧乏な家で苦労させるより、この地主に嫁に出した方が、この子は幸せになれる!

そんな思いで、決断したのでした。


が、もっと手元に置いて、一緒に暮らしたかった。

この子を食べさせてあげられない自分が情けない。

というお父さんの無念の思いが、すごく伝わってきました。

その当時のお父さんは、今の私の夫でした。


***


見えたのは、そんなひとコマで、私は瞑想しながら号泣していました。


見えたストーリーが本当かどうかは確かめる術もありません。自分の妄想かもしれません。

ですが、


それが見えたことで、その時の私が、自分も気付かないくらい奥の方で感じていた不安に気付き、そして、その不安も

「ああ、前世でそうだったからなのか。なるほど。」と腑に落ちて、一瞬で楽になったのです。

夫は、新婚当時から私に働いても働かなくても好きなようにすれば良いと言ってくれていて、私が働いて稼いだとしたらそれは自分のお小遣いにすれば良い、ということを普通に言っていました。自分が稼いで食べさせるのは当然だ、という風なのです。

そして、とても穏やかで優しくて、料理が上手で、休みの日には美味しいものを作ってくれて。外にもよく二人で食べに行きます。


でも、私自身は、当たり前にそんな風でいてくれる夫が、どこか信じられませんでした。言ってくれていることを鵜呑みにして、そのまま甘えて幸せに暮らしていたら、「なんで俺ばっかり働いてるんだ!?」って、いつかキレられるんじゃないか?とか、こんなに都合の良い幸せがずっと続くはずはない。後で何か大変な不幸がやってくるんじゃないか?とか、心のどこかで怯えていたのです。


でも、今回見えた前世から、

夫は当時の無念の思いを晴らしたいんだ!と感じられ、

「もっと素直に甘えてもいいんだ。食べさせて貰ってていいんだ。」と思えて、楽になったのです



さらに見えた前世

その数日後、またCDで瞑想してみました。


***


今度は、もう少し後の時代のヨーロッパで石畳の町並み。私は帽子屋さんみたいなところで、せっせとミシンを踏んでました。ミシンで縫うことが大好きで、仕事以外でも自分の洋服を毎シーズン縫うことを楽しんでいる様子でした。


***


ただそれだけのシーンでしたが、それを見た当時は、まさにハンドメイド熱が盛り上がっている時で、冷えとり用の自分の服を縫ったり、手作りイベントに出展したりしていた時期だったので、

「うわぁ~ 前世でもやっぱりやってたんだぁ~。」と笑ってしまいました。


そして、また数日後の瞑想では、夫がお父さんだった前世の続きでした


***


12歳で嫁いだ私は、30代くらいになっていました。嫁ぎ先でとても可愛がってもらえて、幸せに暮らしていました。

そこに、お手伝いさんみたいな人が来て、「お父様が亡くなられたそうです。」と言います。

当時の私は、これだけ幸せに暮らせているのは、お父さんが私の幸せを心の底から願って、毎日祈りを捧げてくれていたからだ、ということが何故かハッキリ分かっていました。お父さんがそろそろ亡くなる、ということも何となく分かっていたようでした。

そして、天に向かって、

「お父さんの祈りのお陰で幸せに暮らしています。ありがとう。いつか生まれ変わったら、また会いましょう。」と言っているシーンでした。


***


スピリチュアルなことに、だいぶ興味が深まっていたものの、どこかまだ「怪しい」という気持ちが残っていた私。そんな私に、それこそスピリチュアルな存在が、


「ほら、こうやって見えると信じられるでしょう?」

「こんな風に、祈りなどの目に見えないエネルギーも、前世も、本当にあるんだよ。」

「前世でした約束も、ちゃんとこうやって果たされるんだよ。」


と、優しく教えてくれているようでした。



みんな同じ劇団の仲間

前世はある、という発想になってみると、今の自分とは違う立場や役割だった人生もあるんだ、と思えました。今、周りにいる人たちのことも、昔は私があの人のような立場だったかもしれない・・・と思えるので、人ごとでは無く、人との距離感の捉え方が、以前と変わる気がしました。

大きな意味での仲間意識が高まったような感じです。


そして、前世は何回もあるらしい、何十回、何百回も!という話も聞くと、

なんだか自分の周りの人たちが、みんな同じ劇団に所属する役者のような気がしてきました。今回は、私はこの役だけど、以前はあの役を演じていた。また同じような役をやっている人もいれば、今公演はお休みしてる人もいる、という感じで。

みんなで、主役を交代したりして、いろんな役を勉強しているのかな?と。

じゃあ、今回、自分は自分の役を一生懸命やるしかないな、と。


子供の頃からすごい才能を発揮して大活躍している人も、前世でやってたことを引き続きやっているのかな?とか、前世でものすごく努力したから、それを覚えていてすぐに出来るのかな?と、思えたりして、以前のように単純に「羨ましい」と思う気持ちが無くなりました。


その後、友達に紹介してもらったスピリチュアルヒーラーと呼ばれる人にも会いに行き、前世のことや、前の年に無くなった祖母からのメッセージなどを教えて貰いました。当てずっぽうで適当なことを言っているとは思えない、こちらが 「なるほど!」 と思うことをたくさん言われ、その当時の私にとって、助けになるようなメッセージをたくさん伝えてくれました。


この時、「未来の夫の仕事に関すること」を少し教えてくれたのですが、当時の仕事とは全く関係無い、何のことか分からない未来を言われました。

それが、あれから6年経ってみて、今まさに「ああ、このことだったのか~」と思うような状況になっています。


こうやって、疑い深かった私も、少しずつ不思議体験を重ねて、目に見えない世界のことを受け入れられるように、段階を踏まされていっている感じでした。




9、に続きます。少しでも「読んでよかった」「続きが聞きたい」と感じられたらボタンをクリックしてただけると嬉しいです♪ ありがとうございます♪

著者の秋間 直子さんに人生相談を申込む

続きのストーリーはこちら!

9、専業主婦が、目指してないのに何故かタロット占い師になり、それを受け入れるまでの体験談(ホ・オポノポノ、ロミロミとの出会い)

著者の秋間 直子さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。