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15/7/27

【後篇】「人のせい」にばかりしてたダメ社長が、「一生食べていける仕事」がダメになって、「一生食べていける生き方」を身につけた話。

Image by Olia Gozha

この話は・・・

【前篇】「人のせい」にばかりしてたダメ社長が、「一生食べていける仕事」がダメになって、「一生食べていける生き方」を身につけた話。


【中篇】「人のせい」にばかりしてたダメ社長が、「一生食べていける仕事」がダメになって、「一生食べていける生き方」を身につけた話。

の続きになります。



「ブログで伝える」ことを決めてから、数か月後・・・



電話が鳴りました。


ブログを見てくれた人が、仕事の依頼をしてくれました。


それを期待してたくせに・・・

それを信じてたくせに・・・

信じられなくて、戸惑って・・・。


「なんで、うちに頼むんですか?」


なんて、質問を相手にしてしまいました(笑)


でも、ちゃんと理由を教えてくれました。


「この人に頼んだら、絶対に良くなる!と感じたんです!」

と言ってもらえました。


「実は、ずーーとブログを読み続けてたんです。」

と・・・。


それは、今までに一度ももらったことがない言葉でした。

そして、もらいたかった言葉でもありました。


価値が伝わって、

その価値が必要だと感じる。


貢献できることを伝えて、

この人だったら、貢献してくれると信じてもらえる。




「仕方なく、買ってもらう。」じゃなくて、
「欲しくて、頼んでもらえる。」


僕はずっと伝えたかった

「僕を信じてください!」って。

「僕は信じられる人だ!」って。


交流会や打ち合わせの日々も

ずっとずっと「信頼」がほしかった。


だけど、それができなかったから・・・

キャンセルされた。

決まってたはずの話が白紙に戻った。


そのたびに人を恨んだ。

そのたびに人を信じられなくなった。


だけど、それは全部「自分のせい」だった。

それは、「自分の伝え方のせい」だったことに改めて気づけました。


だから、なおさら嬉しかったんです。


「人に貢献できることを伝える」

その伝え方が、やっとできたことが。


その後も、僕はひたすら「伝える」ってことに力を注ぎました。


そして、「伝える力」が高まれば高まるほど

「必要とされる」度合いが高まっていきました。



ブログでの集客は、日々加速していきました。


今までが嘘のように・・・

毎月、ブログとホームページで

「お願いしたいんですけど、お引き受けいただけますか?」

という依頼をもらえるようになりました。


そして、そうやって頼んでくれる方達は、

一生懸命な方達ばかりでした。



大事に、僕らの話を聞いてくれる。
一生懸命に取り組んでくれる。
そして、結果を出してくれる。


結果を出したら、喜んでくれて
周りの人に伝えてくれる。


そして、その人達がまた僕らのブログを読んでくれる。
そして、信頼して依頼してくれる。


そんな流れが生まれていきました。

その頃には、もう生活費の心配をすることもなくなっていました




「出逢う人達の質」が変わっていきました。

とにかく、前向きで僕らを大事にしてくれる。

とにかく、沢山行動してくれる。


僕ら自身も、昔のように

「とにかく終わらせて、お金をもらう」という姿勢じゃなく・・・

「この人たちのために、がんばりたい!」という姿勢に変わっていきました。


お客さんの結果

面白いように出るようになりました。


「「売り上げが倍になりました。」」


「「ホームページからのお客さんだけで、埋まるようになりました。」」

「「出版が決まりました。」」



「沢山のお客さんが結果を出してくれたこと」

「会うのが楽しみなお客さんばかりになったこと」で、

「もっと貢献したい!」という気持ちが出てきました。


「もっと貢献する」ためには、

「もっと伝えること」が必要だと確信していました。


僕らの価値だけじゃなくて・・・

「行動の価値」や「伝えることの価値」を伝えることを

やっていくことにしました。


そして、

セミナーをやり始めました。


少ない人数から、コツコツと積み重ねていきました。



それから1年後には、事務所を自宅のキッチンから



ずっと目標にしていた「恵比寿」に移すことができました。


その後も、ブログ、ホームページ

講座を中心に伝え続けました。




そして、沢山の人達と出逢い、深く繋がることができました。

約2000人の経営者の方が、学びに来てくれました。



(マインドプラス5周年講演会&パーティー写真)





今振り返ってみて、「強く感謝できる瞬間」があります。


「あの話は、なかったことで・・・」

あの日、その言葉を言われた時・・・

僕は「なかったこと」にできなかった。


人を恨んだし、自分を恨んだ。

悲しみもしたし、苦しみもした。


「はじめから、なかったら良かったのに・・・」

と心から思った。


だけど、なかったことにできなくて、本当に良かった。


そのおかげで、

伝えることをしてなかった自分に気付けた。

伝えることの重要性に気付けた。


そのおかげで、今があります。


そして、もうひとつ。


「あの話は、なかったことで・・・」

と言われて良かった。


あの時に、あの話がうまくまとまってたら

僕は今ほど幸せに働けていない。


収入も今より、下回ってた。


せっかく起業したのに、

自分の足で立たずに、ずっと依存してた。


自信も持てないままでいたと思う。


そして、

ブログもやってない。

講師にもなってない。


そして、何より・・・

今周りにいてくれる大事な人達と、出逢えてすらなかった。


「一生食べていける仕事」がダメになったおかげで、

僕は「価値を伝える」ということに気付けた。


そして、価値さえ伝えることができれば…
「一生幸せに働いていける」ことに気付けた。




最後に・・・

「あの話はなかったことで・・・」

と言った会社は、今はもう社員もほとんどいなくなって

会社の体を成していません。





「一緒に仕事していたら・・・」と思うと、ぞっとします。



だけど、こうも思います。


「助けてもらおう」じゃなくて、「貢献しよう」


僕が、その気持ちを強く持っていたら、

その会社は、今もうまくいってたんじゃないか?って・・・


「依存するんじゃなく、依存させるんじゃなく、
お互いがお互いに貢献する。」


そんな関係をつくっていきたい。

そんな関係でいつづけたい。


そのためには、やっぱり価値を伝えないと・・・。

お互いが信頼しあえるように。

お互いが大事にしあえるように。

お互いがお互いのためにがんばりたいと思えるように。


だから、僕達は

企業理念通り・・・



「伝えられる人」を増やし続けていきます。





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