流産、胞状奇胎、そして再び妊娠す #3

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おそらく、胞状奇胎になる前に化学流産を経験してると私は思っています。妊娠検査薬を使ってなかったので本当の所は分かりませんが…夏に前回の稽留流産をして、これは10月のりゅう座流星群の時期でした。私の生理周期は26日で固定しているのですが、この時は30日目にきたんですね。前の妊娠の時と同様、体の微妙な変化も感じ、着床したかも?と思いつつ…26日目に生理がこないので、やっぱり…と思っていました。

ここで、気をつけていればもしかしたら違った結果があったかもしれません。いや、化学流産の時期に流産するなんて、やはり難しい妊娠だったかな…。何にせよもし、まだ妊娠などされた事が無い方が読んでいらっしゃるなら、老婆心ながら気をつけて頂きたいのがお尻を冷やさない事です。

私は冷え性の癖に、冷え始めた夜空の下へノコノコと出かけて行き、芝生に座って星を見ていました。りゅう座流星群です。まだ十月の初め頃だったので、そんなに気にしていませんでした。空を見ているうちに何だかお腹が痛くなって、「あ、大地の上に座るなんてお尻冷えちゃうよな、良くなかったかも…」と思ったんですね。それで、直ぐに退散したのですが、生理が来てしまいました。生理は普段よりも重かったです。

これが化学流産というやつなのかな…と思いました。

色々と調べてみると、この時期に流れてしまうのはやはり何の道、難しい妊娠だとの事です。だけど、皆さん同じだと思いますが、出来る限りの事をしたいですよね。

やはり昔から言われている様に、女の人は下半身を冷やしては駄目だとこの経験で肝に銘じる事が出来ました。30過ぎてこれでは間抜けの様ですが…。


さて、私が経験した中で最も不安だったのが胞状奇胎ですが、これは秋も過ぎて年末の頃の事です。

信じられない様な話だとは思いますが、朝に「おぎゃー」というような泣き声を聞いて目が覚めた日があります。私は夫を起こして「今、赤ちゃんの泣き声聞こえなかった??」と聞きました。夫は全く聞こえなかったと言います。そういえば、どちらの方から聞こえてきたというよりも体の中から聞こえてきた気がします。いやぁ、ただの夢だろ…と思われるだろうけど、私は暢気に「もしかして着床したのかな!?」なんて思いました。

しばらくすると体に変化を感じ、眠い毎日が続きます。私は、確信していました。妊娠していると!そして検査薬が反応する時期になり、検査をしてみるとやはり陽性反応でした。びっくりしませんでした。夫は私の野生動物並みの勘にビックリしていましたが…。

でも、今回は春に妊娠した時とはちょっと違いました。少量の出血が続いたのです…。


#4へ続く


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