生きがいを見つけるのに27年もかかっちゃったお話
プロローグ
私は、自他ともに認める海キチ〇イである。
とは言ってもウェイウェイ言わせている系のサーファーなどではない。
潜る方である。
それもスキューバダイビングではなくてシュノーケルで素潜り。
趣味としてはマイナーなジャンルであり、現にまわりに共通の趣味を持つ友人はほとんどいない。
しかし、それも仕方ない。
私が海の世界に魅せられ始めたのは2012年。
まだ3年前のことだ。
当時、カナダに語学留学をしていた私は、休暇を利用してメキシコのカンクンというところに旅行した。
ビーチリゾートというものに対する憧れはあったので、一度行ってみようという話だ。
そしてカリブ海の美しい海を見た瞬間。
恋に落ちてしまったのである。
エンダーーーーーイヤーーーーー(ry
そこから私は綺麗な海を求めるようになった。
とは言っても元々はインドア系。
泳ぐのもクロールで100mが精一杯なレベルだった。
ジムに通って平泳ぎで1km泳げるように特訓し、シュノーケルの使い方も慣れて
足が着かない場所でも平気になり、素潜りで水深5m行けるようになったのは2013年夏のことである。
さて、今では周りが気持ち悪がるレベルで海好きな私だが
そこに至るまでは生きがい探しに必死であった。
本当の生きがいとは何か?を見つけるのに時間はかかったが、非常に幸福なことだろう。
第1章 勉強だけの学生時代
さて、軽く自己紹介をしておこう。
30歳、東京在住、三重出身、顔面偏差値は・・・ゴフッ。
見出しタイトルに書いた通り勉強は得意である。
運動はあんまりできない。
要するに典型的なマジメガネ君だ。
視力いいからメガネなんてしたことないけど。
元々勉強が好きだったのもあって、小学生・中学生と学業成績は学年トップクラスを維持し続けた。
そして中学時の担任の教師に高専を勧められた。
高専ってご存じだろうか。
早い段階で工学系の専門知識を付けられる5年制の専門学校である。
大学3年に編入可能だし、短大卒扱いにもなる。
そして大切な思春期を女子が少ない環境で5年間同じメンツで暮らすことになる。
そんな素敵でアットホームな職場です。
教科は得意順に英語、社会、数学、理科、国語。決して理系ではなかった。
しかし、数学は平均95オーバー、理科も80を割ることはなかった。
もちろん、これはただの自慢である。
当時の私はミーハーであり、人からどう見られるかをかなり気にする人間であった。
高専。
早い段階で仕事に活かせることを学べる←かっこいい
まわりで行く人が非常に少ない←なんか特別じゃね?
受かること自体が難しめ←俺の学力アピールになるじゃんw
電子情報工学科←うぉ!コンピューターできるやつクール!!
簡単に言えばここらへんが高専を受験した主理由である。
面接による推薦は落ちたが、学力試験で無事合格。
性の目覚めが遅かった為、女子が少ない影響についての考察には、この時は至らなかった。
著者のEguchi Yukinagaさんに人生相談を申込む