5.ネットで小さなお店をするときのコツ◆テクを売る
売るモノがテクニックや施術などの場合
女の人が「売る」モノで、まあ、セクシーなものは私にはちょっとわからない(笑)ので、
それじゃないテクニックをネット上で売る場合の、ちょっとしたコツです。
例えば、カラーセラピーのような○○セラピー、ヒーリング、カウンセリング、カードリーディングなどの各種占いとかですね。
他にもネイルやエステなども入るかもしれません。
こういうテクニックや知識を売る人の場合、前面に出やすいのが、○○協会公認インストラクターとか、○○カウンセリングシニア資格取得、といった、肩書き。
もちろん、こういうものもあった方が良い場合があります。
特にネット上では、肩書き一つないのでは、装備なしで冒険にでるようなものですから、そりゃ多少の防具や武器は身に着けてでた方が安心です。
しかし、ここはなかなか思案のしどころです。
あなたが売るものは「○○協会公認インストラクター」ですか?
おなじ「○○協会公認インストラクター」たちが山ほどいるネット上で、同じものを売るのですか?
残念ながら、それは売り物にはなりません。
しかも、「○○協会公認インストラクター」以外にも「本家○○協会公認インストラクター」とか、「○○協会公認インストラクターマスター」とか、「○○協会公認インストラクター特別講師資格取得」とか、
まるでド○ゴンボールの敵みたいに、強い難敵がまあ、次から次へと表れてきます。
しかも、同じ協会所属のインストラクターたちは、全て同じ装備を身に着けたライバルたちです。大きい協会になればなるほどライバルたちは増え、逆に小さい協会であればあるほど、
うさん臭さ(失礼! 協会は規模の大小ではないことは承知の上で、ちょっと厳しい言葉で書きます)は
増してしまいます。
あなたが、「○○協会公認インストラクター」になる方法を、テクニックとしてネット上で売るのなら、それはそれでひとつの商売です。素晴らしい成果を上げるかもしれません。
しかし、「○○協会公認インストラクター」であり、プロであるとお墨付きをもらったことで開業するとなると、前途にやや不安な雲行きがあるということは、肝に銘じておいてください。
同期の共に学んだ友達は、場合によっては貴女の足を引っ張りに来ます。
「あなたのやり方は間違っている」
「あなたのやり方は指導と違っている」
「あなたのやり方は本部に報告する」
このような事例は少なくありません。
そこで本部へ行き、お金を払って、また新しい知識と資格、肩書きを得て再び大海原へ出る。
それも一つの方法です。
でも、せっかくせっかく、あなたは、
あなたの可愛いお城ができて、そこの女主人になったのです。
独立国家なのです。
最初はおぼつかないこともあるでしょう。間違いや失敗もたくさんあるでしょう。
でも、協会や本部に聞かなくても、みんな、お客様が教えてくれます。
泣くほど恥ずかしい思いや、取り返しのつかないと思えることもたくさん起きるでしょう。
でも、それも、みんなお客様が癒してくれます。
あなたはあなたの旗印のもと、海賊船(笑)の女船長として、出港したのです。
あなたの旗印を考えてください。
あなたの理念を考えてください。
あなたの独自のテクニックを磨いてください。
肩書きがある限り、あなたはその協会の一員でしかありません。船員でしかないのです。
そして、お客様は、「あなたの旗印が好き」といってくださる方がやってきてくれるのです。
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