我が子を抱くまで14年。 ‐④‐
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4回目の妊娠に向けて。
3回目の妊娠で2回目の後期流産をした私は、また半年ほどして働き始めました。
職場の仲間にも恵まれ、趣味のスポーツも再開し、有難いことに関東大会や全国大会にも出場することができました。
夫とも仲良く暮らし、それなりに充実した日々。
でも心の中にはいつも妊娠や出産のことが渦巻いていて、相変わらず妊婦を見るのも妊娠の話を聞くのも嫌で嫌でたまらない毎日でもありました。
そんな毎日を過ごしていくうちに、あんなに嫌だった妊娠をもう1回頑張ってみようという気持ちが大きくなってきたのです。
私はいい、仕方ない自分の体がダメなんだからと言い聞かせられるし、元々子供は苦手だから夫婦だけで大丈夫。
でも夫は違う、バツイチで5歳年上の私と結婚して、その上大好きな子供もできないなんて可哀想すぎます。
夫を父親にしてあげたいって気持ちが、辛くて痛くて嫌だって気持ちを上回りました。
でもその前にやっておかなければならないことが。
前回 大変な思いをした内痔核の手術。
仕事を初めてから1年半ほど経った頃、試合なども一段落したので11日間の入院をしました。
2012年11月のことです。
この手術も腰椎麻酔でしたが、術後は悶絶もの!
お尻から熱々の炭を突っ込まれてるような感じです。
治りを良くするために傷の半分は縫わずに放置なので排便も排便後も暫く動けないほど痛いし、数か月はとんでもなく臭い浸出液との戦いが待っていました。
後は良くなるだけ~と思っていましたが、今度は術後の患部にスキンタグという皮膚の余りができてしまい、私は運悪くそこが腫れて痛みが残り再手術となりました・・・。
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