平凡なナースがメモ程度に書いていたブログが、1ヶ月30万PVになり本を出版したらアマゾンで1位になった信じられない話。

2 / 2 ページ

こんな一般人に依頼するなんておかしな話だと考えていた。

とりあえず、検討してみると伝えたが、何をどうすればいいのかわからない。

しかも、自分も専門家じゃないし、考えれば考えるほど訳が分からなくなった。


結果、「どう考えても本なんて書けない!」


そう結論付けて、本を出版するという話は無くなった。



・・・はずだった。


2度目


2015年1月、私のもとにまた1通のメールが届いた。

大手出版社からだった。ナース向けの出版を検討しているから執筆をして欲しいという内容であった。

先日、執筆依頼をくれた人が、私が断ったにもかかわらず、出版社に推薦してくれたようである。

2度目の執筆依頼だった。しかも、今度は大手出版社からである。

これには大変驚いた。それとともに、どうしようかという葛藤が湧いてきた。


こんな依頼はこれを逃したら二度とないかもしれない、

しかし、自分に本なんて書けるのだろうか、

でも、このチャンスを逃したくない・・・

途方もなく感じられる時間、独りで悶々としながらずっと考えていた。

そして、、



「やってみよう!」


そう決めたのは、過去の自分と決別するという決意の表れだった。

自分のためじゃなく、人のために生きたいという思いがより強くなった。

自分がブログを書こうと思ったのも最初は自分のためであったが、

今はブログを読んで喜んでくれる人のために書いている。

だから、本を読んで喜んでくれる人がいるなら、私はその人のために書きたいと思った。


そして、出版社の人と正式に契約を結んだ。

出版予定は2015年、9月頃。残り8か月だった。


今年の秋には、私の本が書店に並ぶ!

そんな、訳の分からない現実があと数か月後にはやってくる。

私の書いた本が本屋に並び、誰かに買われるってどういう世界か想像ができなかった。

ともあれ、やると決めたからにはやるしかなかった。


それからというもの、執筆活動に打ち込む毎日だった。

まず、関連書籍を買い漁り、どんなことが書かれているのかを徹底的に調べた。

自分が書きたいことを列挙し、ここはこうした方が分かりやすいというのを

自分なりに考えて、イラストを交えて説明するように意識して執筆した。


しかし、執筆活動は思っていた以上に大変だった。

出版社から、150ページ前後の指定で依頼されたが、何を書けばそんなにいくのか非常に困難を極めた。

2ページ書くのに2時間以上かかったりもした。

苦痛が募り、何度も頭痛と吐き気を催した。そして、何度諦めようかと思ったことか。


こつこつ頑張れば、大きな成果につながるなんて言うけど、言葉が軽すぎる。

同じように、ちりも積もれば山となるというが、私にとってはそんなんじゃない。



1ページ1ページがまるで星を造るぐらい苦労して、

本になるまでには銀河を生み出すような作業のように感じた。


そんな苦労を知ってか知らずか、担当者からは

都度、進捗状況の確認と原稿の提出を求められた。

「執筆の状況はいかがでしょうか?原稿を提出していただけると幸甚です。」

というようなメールが届くたびに、

こっちはいつになったら書き上がるのかという不安と

また担当者からの催促が来たという恐怖で心身が疲弊していった。

やらねば、と自分を奮い立たせて執筆活動に取り組むものの、何度も放棄しようとした。

投げたさじを拾っては再び投げるということの繰り返しだった。

本業をしながらの執筆活動だったので、

ときには本業、業務での委員会活動、資格試験などと並行しながら行わなければならず

まさに自分との闘いだった。本当につらい日々で、とうに限界を何度も超えていた。


そんな苦労の末、ついにその時が来た。



2015年9月、脱稿。


書き上げた!最後の校正を終えたとき、本当に達成感を得た。

地獄のような日々から解放され、「自由」を感じた瞬間だった。

そして、一方で「もう二度と本なんて書くもんか!」そう思った瞬間でもあった。



2015年9月末、宣伝。

本の出版日が正式に決まり、とりあえず親しい友人と親に報告した。

また、本を書く原点となったブログと読者メルマガ、

ツイッター、フェイスブックでも大々的に宣伝をしておいた。

本は出版してすぐが一番売れると聞いていたので、発売日にあらゆる媒体から宣伝しておいた。

しかし、反応はいまいち。「見るけど、買わない」という意見もあったくらいだ。


2015年10月、書店に行く。


私の本が世に出る日が来た。多くの人に読んで欲しい、

そして、「こんな本が欲しかった!」と喜んで欲しい。

私の一生が終わっても、本というのは世に残り続ける。

そして、看護師として、半永久的に社会に貢献できるというのは非常に光栄なことだ!

と意気揚々としながら、発売当日に本屋に行く。



が、ない!

どこを探しても私の本は並んでいなかった。店員に聞くと、「取り寄せになります」と言われた。

とてもがっかりした。私の住む町の本屋には置いていなかった。

全国どこの本屋でもあると勝手に思っていたが、現実はこんなものだ。


しかし、全国のどこかに私の本はある。そして、誰かの役に立っている。

そう考えると、苦労が報われ、心が救われるような気がした。



後日

ふと、アマゾンで私の書いた本を調べてみると

【売れ筋ランキング1位】

なんとっ!地元でまったく見なかった本だったが、Amazonでは爆売れしていた!

反応はいまいちだったはずだが、一応、宣伝の効果があったようだ。

なんとも嬉しい。世の中のためになったと感じた瞬間だった。




ブログを通じた出会い、そして様々な経験を乗り越えて成長した自分、皆に感謝の気持ちを伝えたい。


メモ程度で書き始めたブログがいつの間にか多くの人に見てもらっていることに驚いた。

そして、ブログを立ち上げた当初、こうして本を出すことになるなんて思ってもみなかった。

そして、売れ筋ランキング1位になるなんて夢にも思っていなかった。

平平凡凡なナースの私だが、ちょっとは非凡なナースになれたのかな。


今回のストーリーが良かったと思っていただけたら、是非私の本を書店で探してください。

購入しなくても結構なので、「あっ!これか」と思っていただければ幸いです。




書名:「看護の現場ですぐに役立つ 看護記録の書き方」

出版社:秀和システム






平凡なナースがメモ程度に書いていたブログが、1ヶ月30万PVになり本を出版したらアマゾンで1位になった信じられない話。

私の執筆活動はSTORYSに投稿したこの記事をもって完結する。


よろしければ、「読んでよかった」を押していただき、ワンクリックで想いを伝えていただければ嬉しいです。







著者の大ロ 祐矢さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。