結婚相談所をスタートさせて、初めて大泣きした夜 第3回
とおたべと赤福をぶらさげて事務所に戻った。
おたべをフォークでぶすっと刺して、落ちないように素早く口にか放りこみながら、男性のプロフィールをパラパラとめくった。
顔はハンサムとはいえないけれども、体はテニスをしているおかげで、ぎゅっと引き締まっている。髪の毛もふさふさしている。見た目も5歳ぐらい若い。
すぐに彼女にプロフィールをメールで送信した。
と完全に浮かれていた。
これからが、本当の結婚相談所の始まりだ−!とひとりガッツポーズを決める。
しかし、彼女からは1週間以上連絡が来なかった。
と少し意外に思った。
相手を待たすわけにもいかないので、もう一度メールを出した。
その3日後の深夜ごろ、思わぬ返事がきた。彼女からだ。
タイトルは、なんと、
と書かれている!!
と狐に摘まれたような気持ちになった。
そして、おそるおそるタイトルをクリックして、內容を確認すると・・・!!!
えええええ!!!本文を読んだ瞬間、私は椅子から転げ落ちそうになった。
って言ってたのに、なんで??なんでこんなひどいこと言うの?
私の心は完全にこの一件で、砕かれてしまった。
お見合いが簡単に決まると思っていた女性から、辛辣な回答をされたのが、かなりショックだった。
自分の結婚相談所の未来はいったいどうなるのか?!
おたべと赤福をやけ食いしながら、ひとりオンオンと泣き続けた。
8月10日に出版が決まりました「となりの婚活女子は、今日も迷走中」(大西明美著、かんき出版)
Amazonでのページも出来まして、いよいよ船出ですm(_ _)mm(_ _)m
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