27.オーダーにはお気をつけあそばせ
注文が入ると嬉しいものですよね。
ですが、すでにショップにあるものではなく、
「こんな感じで作れますか?」は、
なかなかな難問です。
何度もお買い物してくださったている方からは、喜んでお引き受けしてください。
それは、あなたのファンからの差し入れのようなものです。お相手はあなたを喜ばそうとしてオーダーしてくださっているのかもしれません。
誠心誠意、がんばってお応えしてあげてください。
問題は、初めてのお客様。
あなたの作品をみて、そこからは選ばず、新たに製作して欲しいという方です。
つまり、その方はあなたのファンにはまだなっておられない方です。
この注文を通して長いお付き合いになるかもしれません。
けれど、かなりの確率で「妖怪化」してしまうことを心の端っこに置いておいてください。
最初からオーダーしてくるお客様は、良く言えば自分にこだわりがある方、
言い方を替えればあなたの作品にはまだ満足されていない方です。
どこに満足していないかはわかりません。
価格なのか、質なのか、デザインなのか…。
しかし、どこかを自分好みに変更して欲しい、私の言うことを聞いてほしいということです。
その要求がそんなにたいしたことでもなく、一度でバッチリ合えばよいのですが、
たいてい
「ここはもう少し○○になりませんか?」
「○日までには欲しいです」
「ポケットが少し大きすぎる気が…」
「他に色はありませんか?」
「もうちょっと明るい感じが好きなんですが」
などと、振り回されてしまう可能性もあります。
あなたはお客様だと思うから、一生懸命応じます。
けれど、最終的には
「あんまり気に入らないので、今回はキャンセルします」
なんてことも!!
特に要注意なのは、
「こんな感じで作ってもらうといくらですか?」
とまずお値段の交渉からはいるお客様。
どんどん要望が増えていき、(たいてい増えていってしまうものです(;^ω^))
結果的に最初にお伝えしたご予算からオーバーしようものなら
「話が違う!」
とややこしいことになってしまう可能性もあります。
オーダーのお客様は、あなたのものがお好きでいらっしゃっているわけではない。
嬉しい反面、ちょっとだけその部分を心に留めて置いてくださいね。
お客様は、あなたが選んでよいのです。
「ごめんなさい、今はここまでしか提案できなくて…」と
お断りすることも大切なお仕事です。
あなたの作品を愛してくれるお客様を大切にしてあげましょう。
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