【陸路で国境横断!?ザンビア-コンゴ出張】2

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ザンビア国境で車を止めて徒歩で国境までKKと歩き出した。だが、そこには荷物を持つことでお金をせびろうとするコンゴ人なのかザンビア人なのかわからない弥次喜多7人に絡まれながらKKと私は国境の入国管理局を歩いたのでした。

7人の弥次喜多達に付いてこられながらようやくザンビア-コンゴ国境についた。国境でパスポートを見せ,しわで端がへにゃへにゃになったノートに記帳し終った後(全て記帳,PCなどのハイテク機材は一切ない、そもそもネットがつながる環境ではない。),女性係員が「貴方の荷物,拝見しないといけないわねえ」との訪ねに対して「わかりました」と荷物を開けようとしたら,「いや,別に見なくてもいいのよ」と言う。なんのこっちゃ と思ってたら横からKKが50000クワチャ,(その時のレートが1US$=37500クワチャ位だったかな?)を2枚出せと言うので係員に渡すと,2人の係員はニコッとして出国印を押してそのまま通してくれた。なんだかなぁ~と、複雑な気持ちでそのまま進みコンゴ入国審査カウンターに向かう。勿論7人も片時も離れずしっかりと付いてきてくれている。コンゴの入国管理ゲートは整然と並んで待つなんてことが皆無のような感じで人でごった返している。KKは元々コンゴ生まれなので別の列に並び、一時私と離れた。他国人用のカウンターでごった返しながらも自分の順番のポジション確保しながら待っていると7人の中で英語の達者なほほに疱瘡の跡がいっぱい残っている黄色のシャツをきた男(以後黄シャツ)がイエロ-カードを出せと盛んに言ってくる。(黄熱病予防接種、日本で受けておかないと現地の特殊な蚊を媒体とする黄熱病にかかる恐れがあり、それだけでなく摂取していないと内陸アフリカ出張時は現地のワクチンを接種させられる)そして彼だけでなく他数人も言ってくる。)他人に書類を渡すということがこの場所では限りなく不安極まりないのだが、あとで問題になると困るし、お金目当てで働いているのだから悪いようにはしないだろうと考え仕方なく黄シャツにイエロ-カードを渡しパスポートを入国管理局担当者に渡した。何事もなくパスポートを返してくれるのかと思いきやここで会うお客からの招待状はないのかと訊いてくる,「大使館でビザを取得したときそんなことは聞いてない。」と反論すると,パスポートを持ったまま管理局の中へ入れと言う。簡素な入国管理局の事務所の中を言われるがまま行くと奥に一部屋あり軍服に身を包み足を机に投げ出したまま帽子を深く被った大佐のような人が座っていた。。。。


読んでくれてありがとうございます。


続きは明日書きます。


KEN

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