【本当に疲れたビザ取得@コンゴ大使館】2
本当に何故ややこしくなるのか。毎度毎度。
「KK,確か係員の人は3時半以降に来いって言ってたな?」
「やなあ。夕方なるけど早くコンゴ行った方がええからパスポートもらったら
ホテルチェックアウトの用意してや。」と、いうやり取りをしながら
緑黒く分厚い鉄板の扉が開くのを待った。時間は15:45位,
午後3時半以降に来いと言われたから来た。何もおかしいことはしていない。
午前と同じ人が扉を開けてくれて中に入った。すると、揉めた係員の乗っていた
トヨタマーク2はなく、代わりにRay-Banのサングラスをかけ,ザンビアでも滅多に見ない
イブサンローランの携帯ストラップを付けた体格のいい、中年のおじさんと
その奥さんと思われる人が何やら話していた。彼らはKKを見ると
「KK~!!,どうしていたんだ、久しぶりやないか~!!」とでも言っていそうな
感じでhugをしたり挨拶していた。KKが事情を話して私のビザを取りに来たことを
説明するとそのおじさんは「ちょっと待ってな,彼に電話してみるわ。」と言って
大使館の中で電話をかけてくれた。「3時半以降に来いって言ったんとちゃんうんか?,
うん、うん、なるほど、うんうん、よくわかった。あとは俺が伝えるわ。」ってな感じで
電話を切ると私に厳しい表情で話してきた。「彼は3時半までに来いって言ったと話してるで、
しかも君の態度がえらく悪くてめちゃ気分悪いって言ってる。君のような人間を美しいコンゴに
入国させてええもんか考えなあかんな。」とビザの話をそっちのけでこちらの態度のみを
叱責してきた。いくら何でもBEFORE 3時半とAFTER 3時半を聞き違えるもんか。
私はちょっとうんざりして「いや、もうそれやったらコンゴ入国はええから
俺のパスポートを返してくれ、パスポートが返ってきたらもう俺はそれでええから。」と,
ちょっとあからさまに鬱陶しい態度を示すと,「いや、君のような人間は調査しないといけない,
何でコンゴに行くんだね?」とまた午前の振り出しに戻ってきた感じがしたので,
「もうええから,俺のパスポートを返して,それでええからって。ほんま。」
「そのような態度をとる人にコンゴへ入国させるわけにはいかない!!」「いや、だから!!、
俺のパスポート、返してくれやー!!!」のやり取りになり,KKが慌ててスワヒリ語で
必死に説明してどうにかその場を収めてくれた。
最終的にそのおじさん(コンゴ大使館長だった)が「ビザを発行してあげる,でも君の為じゃない、
私達の友人であるKKがお願いしたからビザを発行するんだよ,わかってるのか?」隣で立ってる
奥さんもうなづきながら私を睨んでいる。「君のパスポートは今あの係員が持ってて明日の
朝9:30に手配するように伝えておくから今日は帰りなさい。」
仕方なく私とKKは大使館を後にした。怒りと悔しさの入り混じった納得のいかない気持ちのまま,
結局当日の出発を諦め,滞在するホテルに戻りその日の晩を過ごした。
読んでくれてありがとう。今思い出しても腹立たしく思います。
続き、また書きます。
KEN
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