13 不協和音第一楽章

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6月が学年末にあたるポルトガル、2003年に入ると高校2学年もあと
半年で終わる。この頃から、いかな、のんびりしたポルトガルでも、大
学受験前の緊張した雰囲気が否が応でもじわじわ押し寄せてきます。

もいける娘、そろそろ父親説得の第一楽章に入るのであります。
これがなかなか手強くて実際かなり手を焼きました。
横から母親のわたしが口出ししますと、「mãe galinha=マイン・ガリニャ
(鶏の母親の意味=母親が子供を守ろうと横から口を突っ込むこと)
と言われること間違いなし!この呼び名には腹立ちますのよ。

家族での食卓で、父親と二人の外食の機会でと、自分の日本行きの
アイデアをもそ~っともそ~っと出していきます。なかなか父親のゴー
サインが出ない環境で、ポルトガルの国家試験準備、成績アップ努
力には、日本の大学受験への不安も加わり、もいける娘、ちといらだ
っていったようで、

いいもん!OK出なかったら、家出しちゃうもん

がーーーん!
この言葉、遠い昔、同じ本人の口から聞いたことがあるのです。

4歳のもいける娘がわたくしこと、おっかさんに木しゃもじでピシッと
一発手のひらを叩かれ、リュックを背負って同じ通りのおばあちゃん
の家に「まいちゃん、家出しちゃう!」事件。これは次回に。

のらりくらりともいける娘の話をうまくかわしてはぐらかし、できるもの
ならポ国の大学に行って欲しいと願っている夫。これをなんとかしない
といけません。

マイン・ガリニャ(鶏の母親)、もうちょいヒヨコに智恵をつけることに
したのであります。あぁ、わたしは悪い妻であります^

 


もいけるのどうでもいい話
  
ここから「くだらない話」から「どうでもいい話」になってます?
 
どうして学校に行ってると、こう「どーでもいい話」が増えていくん
だ・・・ま、どーでもいいやw

数学の先生は面白いキャラの人である。
生徒に向かってすぐ あほだのなんだのと呼ぶ。何、誰も傷つく
わけではない。ポルトガルではひとつの愛情表現であって、先生
の口から悪口が出てくると皆必ず爆笑する。

その先生の授業でおこった、ちょっとした出来事である。

数学の時間だけ、いつもは空いているわたしの右の席に座る
級友がいる。喋りすぎる生徒を黙らせるために、無駄口をたた
かないわたしの隣に座らされるのだ。

今日、「計算機を(グラフィックに使う)忘れたのでちょっと貸し
てくれ」と頼まれた。 うん。まーいいじゃないか、と貸したら、
しばらくしてから聞かれた。

「ん?ね、AHOって何?」
しまった!確か去年、その計算機の使い方もよく知らないのに
無理にプログラムを作って、それをセーブした時に、タイトルを
「AHO」にしたのだった。
削除しようとしてもできなくなってしまい、そのままにしていた。

アホの意味を教えると、
「お前は、ってなんて言うの?」と聞く。

(あ、こりゃ誰かに言ってみたいんだな)と推理し、ローマ字で

「omaewa aho」と書いてやった。
 

そいつ、早速、前の席の人をつっつく。
「おい、おい。オマイワ アホ! アマエヲアホ!」
前の人、「なんだそれ?」
「お前はアホだって意味なんだよ」

突然、左側から強い視線を感じる。
 (てっちゃんの左の席も空いている)そこに先生が座っていた。
頬杖をついてこちらを皮肉っぽい顔で見ている。
「マリアーナ(わたしのポルトガル名)」 と呼んで、先生、間をおく。

 

「あなたに、そこに座っている馬鹿どもをひっぱたいてもよい
許可をあげます。むかついたら遠慮せずに ぶっ飛ばして
やんなさいよ!」

おー、さすが・・・この先生好きだー(笑

 

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受験戦記番外編「思い出の木しゃもじ」

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