高木教育センターのありふれた日々(12)
高木教育センターのありふれた日々(12)
第百十一章「京大で英語8割、数学7割、英検1級合格講師のスケジュール管理術」
第百十二章「今年は、四高国際科、四高普通科、桑高普通科、川越国際文理、川越普通科、合格」
第百十三章「今年は、 京大「経済」、京大「総人」、阪大「外国」、「東京医科歯科」、「東工大」、名市大「薬学」、に合格。
第百十四章「アドルフ・ヒトラー」
第百十五章「私は『京大ラッキーセブン』」
第百十六章「成績を上げるメカニズムは複雑怪奇」
第百十七章「本当の優しさと、コストパフォーマンス」
第百十八章「少林寺拳法ができると、何が違ってみえるか?」
第百十九章「見せかけの優しさと、本当の優しさ」
第百二十章「ゲゲゲで、レレレで、バカ田大学」
第百十一章
「京大で英語8割、数学7割、英検1級合格講師のスケジュール管理術」
泳げない人がスイミングクラブのコーチをやることは、まずない。野球のルールを知らない監督もいない。ところが、受験業界では、京大を落ちた人が京大受験生の指導を行い、英検1級に合格していない人が英検講座を担当したりしている。
スケジュール管理も同じだ。裏づけがないのに語る人が多すぎる。
旧帝や国立大「医学部」に合格するためには(50年に1人の天才型の人は当てはまりません)統計が示すのは、英単語6000語、数学は2000題解いた頃に正解率がボーダーを越えるということ。
これを3年間の高校生活で割ると、忘れることも考慮に入れると
毎日英単語を8個覚える。
数学を大問2題以上解く。
となる。英単語は単語帳ではなく、長文からピックアップして覚えた方が効率がアップする。つまり、長文は毎日1題。他にも、理科、社会、国語の勉強時間を加えると、どうしても3時間以上はかかる。
私の住む「いなべ市」から四日市高校までは電車で1時間半、往復で3時間。朝は6時前に起きなければならない。7時間の睡眠時間を確保するには、午後11時には就寝。すると、午後8時前には勉強を始めることになる。食事や風呂の時間を抑えても午後6時には帰宅する必要がある。つまり、学校を4時すぎには出なければならない。学校は午後3時すぎに終了する。
以上をリアルに考えたら、
「クラブ活動をやっている時間がない」
という結論になる。ところが、妄想を抱く左翼の先生や、文系教師は
「クラブと勉強の両立だ」
と、自分では絶対にできないことを生徒に押し付ける。価値観の押し付けはやめてほしい。そんなことをするから、優秀な生徒は内職に励み、仮病で学校を休むしかなくなる。
学校から生徒を解放してやって欲しい。自由に勉強させてやらないと、彼ら、彼女らは学力を十分に伸ばせない。教師は、自分より学力が高い生徒の指導はできない。
「あの先生は、自分で京大を受けたら絶対に落ちる」
と私の塾生の子たちは言う。私も名古屋大卒で、最初は指導が難しかった。だから、英検1級にチャレンジし、京大を受けて成績開示した。それで、やっと塾生の子たちも信用してくれた。
統計にもとづいた志望校合格の必勝法をリアルに実行する。
本気で実行したら、クラブどころか、男女交際、ファッションや趣味などに使える時間がなくなる覚悟が要る。実際、私の塾生の優秀な理系女子はほとんどいつもジャージだし、化粧など無縁だ。言うまでもなく、クラブより勉強優先だ。
それが出来ないなら、難関合格などと夢を見ないことだ。私が言っても言わなくても現実は変わらない。世の中は、自己チューの人たちと異なる原理で動いている。自分がその法則に合わせるしか成功の道はない。
あーぁ、また嫌われた。
Youtube動画再生38万回。アメブロ「受験生」ランキング1位。京大7回受験(英語8割、数学7割)英検1級、通訳ガイド国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級、「英語の資格を取ろう」(法学書院)に紹介、ジャッキー・チェンと「TVジョッキー」に出演。
三重県のこんな田舎の個人塾から毎年京大に合格者が出て、それも医学部の合格が続くと
「なんで?」
と問い合わせが増えてきた。ネットに事実を公表し始めたら、さらに問い合わせが増えた。
「何か特別な方法を取らないと、そんな合格者が出るわけがない」
というわけだ。
もちろん、現象には全て原因がある。私は自分の体験をもとに独自の指導法を構築したのだ。つまり、自分は学生時代に「強制」が嫌だった。宿題や課題のことだ。普通は、それを強制と思わないのだろうが私は嫌だった。
実際、強制されていた大学時代は英検2級どまりだったが卒業して好きに勉強し始めたら英検1級に合格し、京大二次で数学が7割正解になれた。人には自分のやり方があるのだ。
自分で塾をやり始めたら、それが確信に変わった。暁6年制の特待生や四日市高校のトップクラスの子が来てくれて
「学校の先生は質問しても逃げる」
とか
「授業が受験にまったく役立たない」
と不平を言っていたからだ。それで、その不満を解消してやるために中学生は東海高校、灘、ラ・サールの過去問をテキストにした。高校生は、京大の赤本やその類題の練習を始めた。生徒の求めに応じただけだ。
しかし、それなら他塾もマネが出来るかもしれない。しかし、そのうち気づいた。
「こういう優秀な子が本当に求めているのは授業じゃない」
教科書を見れば分かることを説明する必要はない。彼ら、彼女らが求めているのは
「質問に答えてほしい」
ということだった。つまり、家庭学習中に出る質問に対する返事。
「名大卒のアメリカ暮らしをした英検1級講師なら大丈夫だろう」
「三重大医学部に合格した子を指導したらしいから大丈夫だろう」
最初は、そういう噂で信用してくれたらしい。しかし、それだけでは十分ではなかったのだ。私が
「大丈夫」
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